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黄金バット 第十三話 ナゾー博士広島の電人
第四章
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「これまで以上の」
「ミサイル、砲撃に」
「そして再びレールガンも使い」
「魚雷も使いますか」
「潜水艦から」
「そうしよう」
 実は潜水艦まで近海に配備しています、それで。
 潜水艦の魚雷まで使うことにしました、とにかく何が何でもロボットを破壊して広島の街を守るつもりでした。
 そして総攻撃をはじめようとしましたが、先程以上の。
 突如です、レールガンの砲台の上にでした。眩い光が現れ。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
「この笑い声は!」
「まさか!」
「来てくれたのか!」
 黄金の身体と髑髏の顔、黒いマントを羽織った黄金バットがいました。黄金バットは腰に両手を当ててそこにいました。
 総理はその黄金バットを見て言いました。
「まさかここで出て来てくれたとは」
「いつも何処からともなく出て来ますが」
「今回もですね」
「出て来てくれましたね」
「そうしてきましたね」
「黄金バットが出て来てくれるとは有り難い、しかし」
 それでもと言う総理でした。
「他力本願では駄目だ」
「自分達の国は自分達で守る」
「街もそこにいる人達も」
「守るのは私達ですね」
「他ならない」
「そう、だから」
 それ故にというのです。
「我々も攻撃を続けよう」
「黄金バットと協力して」
「そのうえで」
「そうしよう」
 こう周りの人達に言ってでした、総理は攻撃を続けることを決意しました。すると黄金バットはです。
 総理のその決意を知ったのか不意にでした、レールガンの上から夜空に舞い上がり杖をロボットに向けて。
 額に光を当てました、金色の円錐形の光がその額に当たりました。
 それを見てです、総理はすぐに気付きました。
「まさかあそこが」
「はい、あのロボットの弱点ですね」
「そうですね」
「黄金バットは我々にそれを教えてくれましたか」
「まさかと思いますが」
「そうかも知れない、それなら」
 総理はさらに言いました。
「額に照準を当てて」
「はい、そして」
「そのうえで」
「総攻撃を行いましょう」
「あらためて」
「そうしよう」
 総理は決断を下しました、そして。
 レールガンもミサイルも砲撃もです、巨大ロボットの額に向けられました。潜水艦も魚雷ではなくミサイルで。
 ロボットの額を狙いました、ロボットは八本の腕で防ごうとしますが。
 攻撃があまりにも多く無理でした、その結果額に攻撃を受け続け。 
 遂にです、動きを止めてでした。
 大爆発を起こしました、テレビのナゾー博士はその爆発を見て言いました。
「今回は私の負けだ」
「おお、勝ったのか」
「日本が勝ったんだな」
「自衛隊と保安庁と警察が」
「そして黄金バットが」
「次は別のやり方で君達に挑戦する」
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