暁 〜小説投稿サイト〜
カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:32 秘密を知るもの
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そうにしていることに気付いた
「どうしたのタイガ?大丈夫?」
「わかんねえ、さっきから妙な感じがするんだ、けど………」
そう言って廃墟を見上げるタイガ
「この感じ………もしかしたら俺は………この場所を知ってる」
「まさか………あんたが保護された場所って………」
「いや、それはもっと別の場所のはずだ、だとしたら一体………」
タイガにはもう一つ感じていることがあった
この心の奥でつかえるような感覚は時々ファイト中に感じるのと同じ
廃墟の内部にやってくるとアムはあたりを見回した
「どういうつもり?今更私なんかを呼び出して」
アムの呼びかけに対して廃墟の奥から誰かが歩いてくる
思わずタイガたちも身構える………
「征天覇竜 コンクエスト・ドラゴンでトレイリングローズにアタック」
カードキャピタル2号店ではミライとマコトがファイト
丁度マコトの勝利で決着したところだった
「それにしても、今日はネオネクタールなんだね」
「ええ、まあ、ギアクロニクルは今ちょっと調整している最中だから」
デッキを片付けながらマコトの問いかけに答えるミライ
「ま、どっち使っても強いからミライはすごいよ、今のも結構ギリギリだったし」
マコトの言葉に照れるミライ、ふと、マコトは思い出したかのように呟いた
「そう言えば、彼、全国大会は今までと違うデッキを用意してきたね」
タイガは全国大会、クロノファングを軸にバインドゾーンを活用した新しいデッキを組んできていた
「ずいぶんいろんなカードを投入したみたいだけど、一体どこで手に入れたんだろう………」
「やあ、久しぶりだね」
陽気にアムにあいさつする眼鏡をかけた男性
彼を見たタイガたちはいっせいに首を傾げる
「誰?………」
男性はハジメに歩み寄るとその姿をまじまじと見た
「へえ、これが君の息子か、確かにシオンにそっくりだけど、髪と瞳は君に似たみたいだね」
そう言ってハジメの頭を強引に撫でる男性
「で、あんた誰なんだよ」
「俺は東雲ショウマ、君のお父さんとは昔色々あってね」
「いろいろじゃすまないでしょ、あんたの場合」
東雲の言葉に頭を抱えため息を零すアム
「あんたが俺たちをここに呼んだのか?」
タイガの問いかけに東雲はしばし考えるしぐさを見せる
「んー、正確には少し違うな、俺たちが、といった方が正しいかな」
そう言って奥から入ってくるのは先日タイガに接触してきた守山ヒロキ
そしてタイガたちの試合を見ていた赤い髪の男性と髪の長い男性の3人
「あれっ!?あの人」
その中心にいた若い男性をみてメグミは驚き目を見開いた
「似てる………タイガに」
「彼は明神リューズ、名前くらいは知っているんじゃないかな?」
東雲の言葉にメグミたちは驚き声を上げた
「普及協会創設者の
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