暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜奪われる未来〜
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られはしたのだが、ガリューのその投げによって視界が乱れ、上空で体勢を整えるころには陣の中からルーテシアはいなくなっていた。




「主だけでも助けたか・・・・あんな小さな子に何させるつもりだ、スカリエッティ・・・・いや、それとも・・・・利害関係があるのか?」


そんなことをつぶやきながら蒔風が考える。




「舜さーーーーん!!大丈夫ですかーーーーー!!!??」




と、そこで下の方からエリオが手を振って蒔風に呼び掛ける。
どうやら混闇で動きが封じられていた上に、青龍と玄武の助けもあってか、オットーとディードを捕縛することに成功したようだ。


「これでなんとか七た・・・・七人はこっち側、か・・・・エリオ!!キャロ!!!フェイトの加勢に行くぞ!!それからもう一度地上本部だ!!!」


「「はい!!!!」」




そう言って蒔風がヴィヴィオをシャマルに預けるために、ゆっくりと降りて地面に向かう。



「う・・・・ん・・・・・・?」



そこでヴィヴィオが目を覚ましたのか、薄く眼を開けて蒔風の顔を見る。




「お、とーさん?」

「誰が父さんじゃ。おにーさんだって言ってんだろーが」

「あうっ、いたいよーーー」


蒔風がヴィヴィオに軽くデコピンし、まあ良かったと一安心する。






しかし・・・・・・







そこで蒔風に通信が入った。















『主!!ち、地上本部は・・・・・もう・・・・・があああああああああああッッ!!!!』

「獅子!?何が起こった!!おい!!!」



突如として入った獅子からの通信。
しかし、その後は爆音と叫び声しか聞こえなくなってしまって、何も聞こえない。


「おい!!何があった!!獅子、麒麟、天馬ァ!!!」


蒔風が空中で降りるのをやめて、大声で彼らに叫びかける。



すると、切れ切れの声で麒麟からの言葉が聞こえてきた。




『主・・・・いかん・・・・・・・結界が・・・・・』

「なにがあった!?結界がどうした!!」

『あやつらが・・・・・やってきて・・・・結界どころではなく・・・・・(キュロオオオオオオオオオオオオオオ!!!!)ヌガッ、ぐオオオオオオオオオオオッッ!!!』

ドォン!!!!





通信の向こうから爆音が聞こえる。
そして蒔風の目に残ったのは、聞き覚えのある怪鳥の鳴き声だった。



「まさか・・・・まさか!!・・・・・・介入が早すぎる!!計算はまだ・・・・・」

「舜さん!!!!後ろーーーーーーーーー!!!
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