第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜奪われる未来〜
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っ込んできたのはトーレ。
ちなみに他の二人は足止めされているフェイトと、もう一人の戦闘機人、セッテだ。
蒔風が残っていた二人を見、追い越して行きながらフェイトに通信を入れた。
「フェイト!!今二人の機人とやってんのか!?」
『舜!!あっちは!?』
「終わっている!!エリキャロはどうした!!」
『二人は・・・っ、この!!先に!!』
「足止めされてんのか・・・・・その二人は任せてもいいか!?俺は行く!!」
『わかった!!任せて!!!』
そう言った時にはすでにフェイトは後方にいたのだが、蒔風は一応連絡を入れた。
本当なら青龍か玄武を置いていきたいところなのだが、戦闘機人があと何体か、そしてどこから出てくるかわからない以上、もう残り二体でもギリギリなのだ。
こんな事ならチンクに割り当て聞いとけばよかったな、と今更後悔する蒔風。
そう思いながら飛ぶ。
そして、機動六課の隊舎が見えてきた。
隊舎から出てきたのは小さな少女と、いつか見た蟲人間。
更には戦闘機人二体だ。
少女とと三体は大きなガジェットの上に乗り、そこには一人に人間がぐったりと横たわっていた。
「ヴィヴィオ!!!!!こんの・・・・・・クッソがぁぁああああああああああ!!!!!!!!!」
蒔風が一気にさらなる加速をして、途中でフリードに乗ったエリオとキャロを抜き去り、通り過ぎざまにヴィヴィオを回収、ガジェットを破壊した。
そしてそのまま燃え上がる隊舎前に蒔風が着地し、翼をしまう。
そこにシャマルとザフィーラが満身創痍で駆けよってきた。
「舜君、来てくれたの!?」
「いや・・・・遅かったみてぇだ」
ヴィヴィオを左腕で抱え、燃え上がる隊舎を見る蒔風。
それを見る表情はとても悔しそうに歪んでいた。
「俺も・・・・守りきれなかった。危うくこの子を・・・・」
「言うな。オレだって同じだよ。だが、まだ負けてない。まだ、いけるか?ザフィーラ」
「たとえこの身が崩れようとも、俺は盾の守護獣だ。こんなところで、倒れてはおれん!!!」
ザフィーラが立ち上がり、なおも戦おうとする。
しかし、その脚が震えているのは確かだし、もう戦う事は実質無理だろう。
「ああ、頼む」
しかしそれでも蒔風は休んでろとは言わなかった。
護る事、それが彼の誇り。
そして今、ここに守るべきものが戻ってきたのだ。
そこで彼に休んでろなんてことは、蒔風には言えるはずもなかった。
「舜さん!!!こっちいつ来たんですか!!
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