第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜選択肢の有無〜
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あたしは言われた事をしてるだけッスからね・・・・・」
「自分の意志で決めろよ。お前はこのまま犯罪者として一生名を残すつもりか?誰にも聞くな、自分で決めろ」
その言葉に、ウェンディが考え始め、うぇ、という顔をして口を開いた。
「あーーーでもそう言われてみると・・・・・後の時代の人間に「こいつサイテー」とか言われんのは嫌ッスねーー」
「だったら今からでも引き返せって。可能性は無限大だ!!!次!!眼帯っ子!!!」
「ち、チンクだ!・・・・・・・それは・・・・確かに気が滅入る事もある。しかし、いわばドクターは私たちの親なんだ!!間違っていても、従うしか・・・・・」
そんないまだにモゴモゴと言っているチンクに、蒔風が叫ぶ。
「お前の行いに少しでも疑問があるんなら、それはもはや正義じゃねえ!!!お前の正義は、なんつってんだ!!!どうなんだ!?えぇ!?」
選択肢がなかっただと?じゃあお前、俺たちだったら選択肢があるみたいじゃねえか。」
「それは・・・・そうだろう!!私たちのような人間に、最初から・・・・・」
自分たちはお前たちとは違う。
そう言うチンクに、蒔風がなおも言った。
「は?お前何言ってんだ?選択肢なんて、最初からどこにもねーーーーーよ。お前はあれですか?ゲームの主人公ですか?ピピッと選んでそれで終了な人生生きてんですかー?」
「な・・・・」
「まあ?確かにそういう事もなかったとは一概に言えん。だけどな、目の前に選択肢の欄なんざ、現れるわけねえだろ?ここは現実だぞ?浮かんだ気がしているだけで、そんなもんはありはしない」
両腕を広げ
「よく「選択肢は自分で作る」とか何とか言ってるが、それは違う。選択肢なんて最初からない。ないんだよ、そんなもの。その場で人がとる行動パターンなんか、数えきれないほど、それこそ無限大にある。それから選べって?無理だろ。だから選択肢なんてないんだよ」
拳を高くつき上げてガッ、と握る。
「しかし、だからこそ人生はいつだってアドベンチャー!!!それが生きていくってことだろ?選んで生きていくんじゃない。やった結果、選んだ気になっただけ。でもまあ、それでもお前が選択したいと言うならば・・・・・」
そこまで言って、蒔風がまた両手を広げて大きく叫んだ。
「さあ!!選ばせてやる!!ここに俺が寛大にも選択肢を用意してやった!!」
蒔風が手を出す。
右手を出して「選択肢なき不確かな未来」を取るかと聞き
左手を出して「選択肢ばかりの先を決められた未来」を取るかと聞く
「さ、選べ。チンク、セイ
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