第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜選択肢の有無〜
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クも指示がなければあそこまでギンガを潰そうとはしなかったろう。
確かに出し抜かれた、と言う点では六課のメンバーには苦渋をのまされた事もあった。
しかし、そこに明らかな殺気などない。
ぶちのめしてやる!!という思いはあっても、さすがにそこまでは思っていない。
だが
「しかし・・・・だからと言って、私たちに選択肢などない!!!戦闘機人となるために創られ、生まれた命。そんな命が、それ以外の生き方など・・・・・」
そう、彼女たちには選択肢などなかった。
あそこから逃げ出してどうするのか。彼女たちには戸籍などない。
だから働いて暮らす事も出来ない。物心ついたときにはすでに改造されており、外に居場所などない。
あの二人は運がよかったのだ。
自分たちは知っている。
今まで廃棄されてきた者達のデータを見てきたのだ。
幸いにも、自分たちのラボでそのような者はいなかった。
しかし、自分がいつ、そうなってしまうかわからない。
だから彼女たちは努めて優秀な人材となった。
居場所はあそこしかない。
だから、その人の言う事を聞かなければ、自分たちは生きていけない。
もとよりそのために生み出された命なのだから。
「他に選択肢などない・・・・我々には、あたらな選択肢など現れなどしないのだ!!私たちは、戦闘機人として生きていくしかない!それを・・・・・」
「ばっかでねェの?」
だがチンクの言葉を、蒔風が遮る。
最高に馬鹿にした目をして、完全に呆れた口調で。
「だからさ、お前らはその生き方に満足してんの?お前らの正義は、納得してんの?まずそこだよ。そこが聞きたいんだよ。どうだ?はい、そこの潜地ッ子!!!」
「え?あ・・・・・そ、そりゃ、これが犯罪だって言うのはわかってるし、私は誰かと戦うのはごめんかな〜〜〜って・・・・・」
「よしはい、次!!足元の熱血っ子!!」
「あたしはわかんねぇよ。ただ、戦うとスカッとするのはあるな」
「罪の意識は?これがいけないことだってわかってるか?」
「わかってっけど・・・・・他にどーすりゃいいんだよ?今にもあんたを殴り飛ばしたいんだぜ?ここでなきゃできねぇよ、そんなの」
「出来る!!というかいつでも来いよ。敵じゃなくても、戦える相手なんていくらでもいるぞ。強敵と書いて友と呼ぶ相手だ!!そういうの好きだろ?熱血ッ子!!」
「え?あーーー・・・って、あたしはノーヴェだ!!」
その訂正を無視し、蒔風が今度はウェンディを向く。
「そっちのお気楽っぽい子!!!どうだ??」
「うえ!?えっと・・・・・まあ
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