第三話「ゼータガンダム」
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攻撃をアッサリと交わす。
『ダメ!アムロ、距離を取ったら危ないよ!!』
「なんだって……?」
突如明砂の通信を耳にすると、ゼータガンダムは自分の背丈よりも巨大なメガビームランチャーを取り出し、それを撃ち放つ。
「危なっ……」
ランチャーのビームを盾で受けるが、ヒット数が増えてしまい、盾は使い物にならなくなっていた。
『ゼータガンダムは重火器を多く使用しているの! 十分注意して!』
「でも、どうやって?」
『大丈夫! ガンダムは白兵戦用MSだから、接近戦に立向けていると思うよ。今ガンダムの特殊武器を送るね。転送まで時間がかかるからそれまで何とか持ちこたえて!』
「わかった!出来るだけ早くしてくれ……」
MSはオペレーターに指示を送り、兵装を転送して装備を変更することが出来る。本来ならば数秒で転送できるものの、ガンダムの場合、それも特殊武装というので転送にはやや時間がかかるのだ。
『カミーユ、相手は接近戦しか手立てはないようよ。距離をつめられないよう気を付ければ勝てるわ』
一方、ゼータガンダムのカミーユはオペレーターのファから情報を受け、彼はふたたびハイメガランチャーをガンダムへ向ける。
「何だ、接近できなかったら逃げ回っているしかないな?」
メガビームランチャーはエネルギーが尽きるまでガンダムを襲う。
「くぅ……持ちこたえろって言ったって……うわぁ!?」
ランチャーの正確な射撃にガンダムのバックパックをやられた。実戦なら飛行不能に陥るのだが、ランチャーのビームはホログラム。だからヒットが増えるだけだがその攻撃で多くのヒット数を受けてしまった。あと二、三回小技の攻撃を受けたら僕の惨敗になってしまう……どうする!?
「どうした!その程度かよ!?」
そのとき、ゼータガンダムのライフルが放たれる。ランチャーをチャージしているのか、その間にライフルで接近を防ごうとしている。
「駄目だ……下手に近づけば当たる! 明砂、まだなのか!?」
『ごめん! 後少しで送れるの』
「少しってどれくらい?」
『あと二分ぐらい、大丈夫! 信じて!!』
「信じるって……そんな!」
「逃げ回っているだけで精一杯かよ!」
なおもゼータガンダムの猛攻は続く。くそ!どうする?どうするアムロ!?このままじゃなす術もなく負けそうだ……負けたくない!絶対に!!
「どうすれば……」
「ほら!落ちろ!?」
「くぅ……!」
「避けてばかりだと俺には勝てないぞ!?」
「うるさい! 反撃はこれからだ!!」
「じゃあしてみせろよ!?」
「うぅ……どうすればいいんだよ……!?」
『アムロ、今から特殊武器を送るね!』
「明砂……!?」
そのとき、ガンダムの両手にはある特殊武器が転送された。それは、鎖に繋がれた巨大なイガイガの鉄球……? な、何じゃこりゃ
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