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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
絆の始まり
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キリトside
(どうしてこんなことに・・・・・・)
私は今大量のリトルペネントに囲まれながらも戦っていた。
数時間前にラグナと別れてから30分後に《コペル》というプレイヤーから一緒に《森の秘薬》クエストをやろうと言われ、断る理由もないため承諾した。
30分で150匹以上も狩ったのに、まだ花付きが出ないと思っていた矢先だった。
花付きが1体出たのだ。
ただし、実付きのリトルネペントも一緒に。
実付きの実を割ってしまうとたちまちリトルペネントが集まってきて、囲まれてしまうのだ。
コペルが実付きの担当、私が花付きを速攻で倒すことにした。
だけど、私が花付きを倒してコペルのところに行った瞬間ーーーーー
コペルは実を爆発させた。
「え・・・・?」
何で?何で実を爆発させたの?
しかし、考える間もなく、リトルペネントの大群が押し寄せて来た。
カラー・カーソルを確認したけど表示されていなかった。どうやらコペルは隠蔽スキルで逃げようとしたのだろう。
分かった。コペルが何をしたのかをコペルは自殺を選んだのではなく、コペルは私に《MPK》(モンスター・プレイヤー・キル)を行ったんだ。
そうと分かれば、さっきの行動にも理解できる。
だけど、隠蔽スキルは万能じゃない。あのスキルは視覚がないリトルペネントには効果がない。
コペルは別の藪でリトルネペントと戦い始める。
あれから三十分。
コペルはまだ死なずにリトルネペントと奮戦していた。それは私も同じだが、お互い限界が近いだろう。
ラグナはもうホルンカに帰ってしまっただろうか。
私も武器も限界が近い。
そして次にリトルネペント倒した時、その後ろから新たなリトルネペントが迫ってきて攻撃態勢にあった、これは避けられない。
そう悟ったとき。
目の前には攻撃態勢のリトルネペント。周りには大量のリトルネペント。
待つのはーーーーーーーーーーー死。
「ああぁぁぁぁぁぁぁっ!」
そんな時、私の脳裏から人の顔が駆け巡った。
妹の顔。母の顔。この世界で出会ったクラインの顔。
そしてラグナの笑顔。
え、なんで?なんで最後にラグナの顔じゃなくて笑顔が浮かぶの、もしかして望んでるのラグナが助けに来てくれることを。
・・・・・言ってみようかな。
「助けてラグナ!?」
叫んでも来ない、そんなこと分かっていた望んだって無駄なことを。所詮現実は残酷。人は自分さえ生き残れば言いと思う生き物。この世界でも私は誰にも助けて貰えない、あの世界でも私を助けてくれた人は誰もいない。
「結局は私に、助けなんてありはしないんだ」
そう小さく呟いて、私は目を瞑りスモールソードを力なく下げてリトルネペン
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