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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter63
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しく声を掛けてきた。


あれから何分…ううん何時間たっただろう…

名前も分からない人に助けられて…私は何も話さずにあの人には首を振るなどの動作で受け答えをする。

女性「あなたが救えてよかったわ…」

この人は何故か私を見てほっとしている様子が見受けられる。

由紀「……」

救ってくれたこの人には悪いけど私はしたに俯く。

私なんて…何もできないもん…音姉達が救われていた方が…

女性「…奴等…中々減らないわね」

女性は窓から外の様子を伺い奴らの様子を見て、至る所に彷徨いている奴らを見て苦い顔を浮かべる。

由紀「もう、やだよ…」

夢なら覚めて欲しい…目を覚ませば私の家の部屋で死んじゃったお父さんと朝ごはんを食べて…

由紀「?」

あれ?お父さんって…どうして死んだって分かるんだろう…

そんなへんな疑問も浮かんだけど…今更気にすることじゃないよね

女性「ねえ、あなた、これからどうするつもり?」 

女性にこれからのことを訪ねられるけど…今更私に…なにが…

悲観的に思う私に女性は更に声を掛けてくれる。

女性「…生きること…つらい?」

女性は見かねたのかそんな言葉を私に投げかける。

由紀「…うん」

だってこの前までの当たり前が崩れてしまったのだから…どうして私は生きているのだろうって今の私にはそんな気持ちでいっぱい出会った。

「…じゃあこのままいっそのこと命を絶っちゃう?」

そういって懐からサバイバルナイフだろうか、それを取り出して私の前に置くと私は手に取る。

このナイフなら私は苦しむだろうけどその後のことを考えれば楽なんだろうな

そうして私はナイフを私に向けて胸に突き立て…


そして……
















突き刺せなかった…

これからくる死の恐怖なのかな?震えが止まらない…ううん、違う、多分これまでのことが無駄になっちゃうようなそんな気がする。

女性「恐い?」

あの人は心配そうな顔をしてこちらを伺ってくる

由紀「なんでかな、もうこんな辛いことしたくないのに…私の奥底から駄目ってそう言ってるような気がする」

女性「…そう、これからも辛いことはいっぱいあるかもしれないわよそれでもいくの?」

あの人は私に覚悟があるのかと訪ねられると私は返事はせず、迷うことなく頷いた。

女性「そう…本来ならここであなたが死ぬことになったんだけど…ふふ、仕方ないわよね」

由紀「え…?なに…いってるの?」
 
あの人が言った言葉に私は恐怖が身体中を支配する。

この人も私を殺そうとしているのか

手に持っていたサバイバルナイフを構
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