第二話「MS学園」
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省していないな?
「……別に、僕は気にしちゃいないよ? それより僕の方こそ怒らせるような態度を取ってごめんね? ``カミーユさん``」
「は……?」
すると、今度はカミーユもカチンと来た。
「おい……俺は男子何だぞ? 呼び捨てか君付けで言えよ」
「ごめ〜ん、つい……」
「……お前、わざとだろ?」
「別にぃ〜? ところでぇ……``カミーユさん``」
「お前なぁ!!」
和解するはずが、何故か僕らは再び言い争いを始めてしまった。
「ちょっとカミーユ! やめなさい!!」
「アムロもそれいじょう言わないで!?」
二人の幼馴染が割り込んで僕らを止めるも、男の喧嘩に女が入ったところで彼女たちに止められるわけがない。
「うるさい! 男の喧嘩に女が入るな!?」
「明沙は引っ込んでろよ!」
二人の喧嘩は激化するばかり、そして……
「こうなったら決闘でお前を完全に修正してやる!! 俺の愛機ゼータガンダムでな!?」
「こっちこそ! 僕のガンダムで返り討ちにしてやるさ!!」
「あっちゃ〜……」
明沙は呆れて僕の背を見つめていた。
そのあと、僕は闘志を燃やして遼へ戻った。決闘は来週の月曜日、それまで訓練に励まないとな! なにせカミーユは反IS国家グリーンノアの代表生パイロットだし、代表候補生なんかとは格が違いすぎる。
「さて……」
僕は与えられた遼の部屋へと入り、扉を開けた。ちなみに僕の相部屋の相手は誰だろう?隼人だったらいいな……?
「……」
ガチャと戸を開けて遼へと入った。室内はボロくもなければ高級感もない。どこにでもあるごく普通のマンションの一室である。そもそも、IS学園が税金を一人占めしているらしく、MS学園の施設は普通の学校と変わらないデザインだ。遼は普通のマンションであるが、風呂は下の大浴場で疲れをいやすらしい。だからこの部屋にシャワーや浴室なんてないし、大浴場があるから必要もない。だから、普通部屋のように見えて僕は少し気が楽になった。
「IS学園の連中は本当に贅沢三昧だな……」
たぶん、奴らだったらこの部屋を見て結構文句を言うかもしれない。女共なんて図に乗れば贅沢を言いたい放題言ってくるからたまったものじゃない。
僕は荷物をおろして、早速大浴場へ向かおうとしたとき……
「あ、アムロ!?」
突如背後から明砂の声が聞こえた。僕は思わず振り向くと……
「あ、明沙!?」
彼女は下着姿で別の部屋から出て来た。明砂は悲鳴を上げ、僕は慌てて後ろを向いた。
「……ど、どうしてお前が俺と同じ部屋に?」
「し、仕方ないよ……寮長が指定した部屋だし」
寮長カレン・ジョシュワは明砂がアムロの幼馴染だということに首を突っ込んで彼女の気持ちを悟ったらしく、それを踏まえて部屋を変更したそうな?
「へ、部屋から出ていくから着替え終わっ
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