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機動戦士ガンダム・インフィニットG
第二話「MS学園」
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せたようだ。
「「あの……」」
すると、僕と一夏が同時に手を挙げた。
「はい、まずは一夏君?」
「全部わかりません!」
その直後、全員はずっこけた。
「わ、わからないって……? あの、参考書は?」
そう苦笑いを浮かべてノエルが言うと、一夏は。
「古い電話帳と間違えて捨てました」
さらに周囲はずっこける、僕を除いては。
「じゃ、じゃあ後で発行しておきますので今度からは大切に管理してくださいね? じゃあ、アムロ君は?」
「全部わかりません!」
一夏に続いて僕の非常識さに是認はさらにずり落ちる。
「……参考書は?」
疲れた声でノエルが言うと、
「ちり紙交換に出しちゃいました」
今まで以上にずっこけた! 僕は頭をかきまわして困ったように笑っていると、どうしようもないヘタレを目の前に「いい加減にしろ!」という熱血じみた声が飛んできた。
「お前! ふざけているのか!?」
「は?」
すると、青い髪をした男子が立ちあがって僕へ指をさして怒号を挙げてくる。
「な、なに……?」
僕は指を刺されて戸惑う。
「ちり紙交換!? 古い電話帳!? お前達、やる気があるのかって聞いてんだよ!?」
「別にふざけてはいないけど……」
そう一夏が言い訳をするも、
「そんなの言い訳になるか!? お前たちのような奴が居るから……お前たちのような奴が居るから女尊男卑は続くんだ!!」
「そんなこと言われても……僕だってISは嫌いだから」
「その態度が気に入らないって言ってんだよ!?」
「……どうしよう」
僕らはよくわからないが、この男子を怒らせてしまったようだ。どうすればいいのか戸惑うと、ここで一夏が……
「あ、もしかしてカミーユ・ビダン? 名簿で見たけどお前って男子だったのか?」
すると、辺りはシンマリ静まり返ってカミーユという男子は手を震わせている。
「今何て言った……!」
すると、席から離れてカミーユは一夏へドス黒いオーラと共に歩み寄って来た。それに気付かない一夏は僕よりも鈍いかもしれない。
「え?」
「俺は男だぁ!!」
そういってカミーユは拳を一夏へ振った。
「!?」
殴られることを寸前に気づいた一夏は目を瞑るのだが、
「おいおい? 止めろって!」
「誰だ! お前は!?」
一夏を殴ろうとしたカミーユの拳はもう一人の男子に掴まれていた。
「入学早々、喧嘩は止せよ? クラスメイトなんだし仲良くしようぜ?」
「ジュドー! 気を付けろよ? そいつ空手とか習っていてメチャクチャ強いって話だぜ?」
そうクラスの一人がジュドーというこの少年へ忠告した。
「わかっているよ、ビーチャ」
そう返したジュドーはカミーユの方へ目を向ける。カミーユは興奮したままジュドーを睨みつけた。
「お前もコイツを庇うのか!?」
「だから、
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