ルート壊滅!円盤は生物だった!
[3/3]
[9]前 最初
く見ると学校の中に逃げ遅れた子供が数人助けを求めて窓から手を振っていた。
「迂闊に攻撃すれば学校を押し潰すと言うのか!なんて奴なんだ!」
アムロはこの円盤生物にウルトラ大陸に存在する怪獣と似たような物を感じていた。しかしこの円盤生物は怪獣よりも残酷残忍な知能を持っているようでありアムロは円盤生物の卑怯な手段に戦慄を覚える。
他の仲間がいればまだ打つ手が有るかも知れないが今はアムロ一人。万事休すと思われたその時!
「レオォォォォォ!」
雄叫びと共に姿を現したのは真っ赤な体に獅子の鬣を彷彿させる顔立ちをしたウルトラマン。彼の名はウルトラマンレオ。
「……ウルトラマンなのか!?」
今まで見たことも無い新たなウルトラマンの登場に驚くアムロ。一方のウルトラマンレオは素早い動きで円盤生物を掴み学校から離れた所に投げ飛ばす。そして円盤生物と組み合うが伸びてきた触手に絡まれて防戦一手となる。だがウルトラマンレオは反撃せずに身振り手振りでアムロに何かを伝えていた。
「…そうか!学校は任せろウルトラマン」
ウルトラマンレオの意図に気付いたアムロは学校に移動し逃げ遅れた子供の救出に成功する。
「よし、もう大丈夫だ。攻めるんだ!」
アムロの呼び掛けに答える様にウルトラマンレオは触手を振り払い円盤生物の下部にある口に手を突っ込み円盤生物の内部からドロドロに溶けた戦闘機の様な物を取り出した後、距離を取り円盤生物に光のスパークをぶつける技「スパーク光線」で円盤生物を爆撒させた。
「……勝ったか。あのウルトラマン、ダンの仲間か?」
勝利の余韻に浸る間も無くウルトラマンレオは空に飛び去っていく。
エルピスの平和は今終わりを告げようとしていた。ルート壊滅、新たな敵の登場……これはまだ始まりに過ぎない……
[9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ