ルート壊滅!円盤は生物だった!
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000はアムロとブライトに非常事態の内容を告げる。
「緊急事態です。各国の市と大陸を結ぶルートが続々と不通になっています。それに先程から定期通信を行っていたMACステーションとも音信不通です」
「MACステーション!?ダンが!」
市と市、大陸と大陸を結ぶルート。かつて「ネオ アクシズ戦争」時にもテロリスト達の一斉蜂起により壊滅状態にされ各国が混乱状態になった事もある。再びその時の状況の再現、そして盟友モロボシ・ダンが所属するMACステーションとの音信不通。この二つがアムロとブライトの背筋に悪寒を感じさせた。
「一体どういう事だ?各国のテロリスト残党はここ最近活動すら報告されていないと言うのに!」
その頃雨が降るダカールの街に黒ずくめの男が一人、水晶玉を掲げていた。
「来ぉぉぉい!シルバーブルーメ!」
「アムロ大尉、ブライト大佐。何者かがダカールに高速で接近中です」
「ブライト!νガンダムで出る!」
「うむ……頼むぞアムロ!」
土砂降りの雨が降りしきるダカールの街。パーソナル転送機で既にνガンダムに乗り込んだアムロが見たのは回転しながら黒雲立ち込める空を飛ぶ飛行物体であった。その形にアムロはかつて戦ったことのある侵略宇宙人が使っていた円盤を思い出す。しかしアムロにはある疑惑が一つ…
「あれは円盤…なのか?だが奴からは生命のような物すら感じる…奴は一体!?」
円盤で在りながら生物とも感じさせる飛行物体。まさに円盤生物とでも言うべき存在はνガンダムを敵と見なしたのか下部から触手を伸ばし、更に黄色い溶解液を垂れ流し始める。黄色い液体は瞬く間に帰化し酸欠ガスとしてまだ避難途中のダカールの人々を苦しませる。
伸びた触手はνガンダムを捕らえようとするがいち早く反応したアムロは触手に向かってビームライフルを連射しながら後退し円盤生物と距離をとる。
「奴め俺ごとνガンダムを補食する気か!」
いくらνガンダムと幾つもの戦いを乗り越えて来たアムロと言えど触手に捕らえられてしまったら最後。瞬く間に丸呑みにされ、消化しまうだろう。
アムロは円盤生物に接近戦は危険と判断しフィン・ファンネルを展開し伸びてくる触手に対抗する。フィン・ファンネルが触手を攻撃してる間にアムロは円盤生物本体をビームライフルによる精密射撃で確実に追い込めていく。
一切の遠距離武器を持っていないシルバーブルーメはνガンダムの攻撃に追い詰められνガンダムがトドメとばかりにバズーカを構えた時、急にそれまで伸ばしていた触手を引っ込めとある建物の上に移動し踊るように動きながらその場から離れない。
「奴め何を?」
『アムロ!あの円盤の下には学校がある!まだ逃げ遅れた子供がいるそうだ!』
「何だと!」
ブライトの通信を聞き学校をよ
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