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IS《インフィニット・ストラトス》〜鉄と血と華と〜
第六話 バルバトス
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に位置するユニットからレーザーが放たれるが、既に回避行動に移っていた三日月。
「へぇ、こんなものもあるんだ」
“BT兵器”に驚いたような声を上げる三日月だが回避は尚も続いている。
「ここまでかわすとは!それにしても――」
何て動きだ、まるで生身の人間のような。ISでここまでの動きが出来るものか?彼女は更に表情を強張らせる。対する三日月が考えていること、先程のセシリアの言葉を借りるならば“単調”だ。
「うん、こいつの動きわかってきた」
一見不規則に動いているBT兵器だが、ある一定の行動パターンに基づいている。三日月は無意識にそれを見つけ回避をしているのだ。
「けど……こんなの動かせるなんて、あんた凄いな」
いきなりの発言にセシリアは顔を赤くする。
「な、なんですの!戦闘中に、馬鹿にしているんですか!?」
「してないよ、これを動かせるほどの力は俺には無い。俺には――」
ぐりんと方向をセシリアに変え
「こういうことしか出来ない」
真っ直ぐに進む三日月。BT兵器を彼の周囲に操作しそれぞれレーザーを撃つ。
「!?」
セシリアは目の前の光景に唖然とした。三日月の右方から迫るレーザーを、バルバトスの右肩部装甲を、次に左方から襲い来る青い閃光を左腕部装甲を。肩、腕の装甲をそれぞれパージすることで盾とし、避ける必要を無くすことで接近してきたのだ。
「(こんな……こんな戦法が……!)」
パージ戦術に目を奪われたセシリアは我に返った時にはメイスを振りかぶった三日月の姿が。
「(げ、迎撃を!)」
咄嗟にスターライトmk-Vで迎え撃とうとしたが間に合う筈もない。バルバトスのメイスはそのまま彼女に振り下ろされた。
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