24話目 同盟強攻
[10/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
とかしてアブソルに当てたいというものであった。しかし、どう頑張ってもハピナスは、“ロックカット”で素早い動きになったハガネールを通り過ぎてアブソルの方へ向かうことはできなかった。
仕方なくグレイは、ハピナスにとにかく攻撃するように指示し、ハガネールにダメージを与えることにした。しかし、ハピナスが攻撃し続けても、高い防御力をもつハガネールをすぐに倒すことはできなかった。
しばらく同じ状況――アブソルとギャラドスが至近距離で戦い、ハガネールが遠距離からギャラドスを攻撃し、ハピナスはハガネールに足止めされている――が続いた。
アブソルは、ギャラドスと死闘を繰り広げたことによって体力が減っていた。
しかしギャラドスは、2体がかりで攻撃され続けたことによってアブソル以上に体力の消耗が激しかった。
(そろそろKKを回復させた方がいいよな……)
そう考えたグレイは、ハピナスの“タマゴうみ”をギャラドスに使うために、再度ギャラドスを動かそうと決意する。
「KK、今度はアブソルじゃなくてハガネールと戦ってくれ! 姐さんは“タマゴうみ”の準備!」
グレイの指示に対し、再びエレナはアブソルに指示して、しつこくギャラドスにまとわりついて挑発をするようにアブソルを仕向けた。
しかし今度は、ギャラドスはアブソルの誘いには乗らず、ハガネールの方に向かって飛び立った。アブソルはギャラドスを追った。
「……ハガネール、“アイアンテール”で吹っ飛ばせ。……その後“あなをほる”」
イザルはハピナスを指差しながら、そうハガネールに指示した。
ハガネールは“アイアンテール”で鋼鉄の尻尾をハピナスに横方向から激しく叩きつけ、ハピナスを吹っ飛ばした。
さらにハガネールは“あなをほる”で地中に逃げてギャラドスの攻撃をやり過ごした。
標的を失ったギャラドスに、追ってきたアブソルが攻撃を再開した。これによって再びギャラドスは標的をアブソルに移し、アブソルを攻撃し始めた。
吹っ飛ばされたハピナスは、“タマゴうみ”をギャラドスに使うためにギャラドスに近づくが、ハガネールが“あなをほる”で地中からハピナスを強襲してそれを防ぐ。
「イザル、もうハガネールの援護は無くてもギャラドスを倒すことはできるわ。イザルは今の内にハピナスを攻撃して」
「……ああ分かった」
短い作戦会議の後、イザルは、積極的にハピナスを攻撃するようにハガネールに指示した。
指示を受けたハガネールは、“タマゴうみ”をギャラドスに使おうとするハピナスに向かって“アイアンテール”で攻撃し始めた。
ハピナスは何とか“アイアンテール”を避けてギャラドスに近づくが、今度は“あなをほる”でハガネールに地中から強襲されて足止めされた。
ついに、ギャラドスは戦闘不能となって倒れ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ