24話目 同盟強攻
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戦を交えながら“つじぎり”と“サイコカッター”でギャラドスと近距離で戦っている。ハガネールは“がんせきふうじ”で遠距離からギャラドスを攻撃している。
ハピナスが集中狙いされると予想していたグレイは、ハピナスが完全に放置されているこの状況に戸惑っていた。
「姐さん! “メガトンパンチ”で攻撃!」
グレイは慌てて攻撃指示を出した。
ハピナスは拳に込めた力を一気に解放し、拳を突き出した体勢のままハガネールに向かって勢いよく飛び出した。
ハガネールはハピナスの攻撃を全く避けようとしなかったため、ハピナスの全力の“メガトンパンチ”による拳の一撃がハガネールに直撃した。
しかし、ハガネールは大したダメージを受けた様子はなく、ギャラドスに攻撃を続ける。
ハピナスの攻撃がほとんど効いていないことに驚くグレイに対し、イザルが口を開く。
「……俺のハガネールを物理攻撃で倒そうなんて、無理がある話じゃないかグレイサン? ……俺のハガネールの物理的な防御力の高さを舐めてもらっちゃ困るな。……アンタのギャラドスが物理攻撃で俺のハガネールにダメージを与えられる理由は、タイプ相性が良いのと、単にアンタのギャラドスが規格外なだけさ」
イザルの言葉通り、ハピナスは何度も“メガトンパンチ”をハガネールに放つが、ハガネールは大きなダメージを受けている気配がない。
またハガネールはギャラドスへの攻撃に集中し、ハピナスには攻撃してこないため、ハピナスは“カウンター”を狙うこともできない。
「だったら、姐さん! アブソルに“メガトンパンチ”だ!」
「……無駄さ。ハガネール、進路を塞げ」
ハピナスは狙いをアブソルに変えるが、“ロックカット”の効果で素早い動きのハガネールがハピナスの進む先を封じるため、アブソルに近づくことができない。
「だったら姐さん、“うたう”だ!」
グレイがハピナスに“うたう”を指示したのを聞き、イザルが慌ててハガネールに“がんせきふうじ”で防ぐように指示するが、それよりも早くハピナスの“うたう”がハガネールに命中した。
ハガネールは眠ってしまった。
「姐さん! アブソルに“メガトンパンチ”!」
ハピナスは、眠っているハガネールを乗り越えてアブソルの方へ向かう。
現在アブソルは“かげぶんしん”で虚像を作り出している。見かけ上2体いるアブソルの片方を、ギャラドスが追っている。ハピナスはギャラドスが追っている側とは別のアブソルに狙いをつけた。
「アブソル、今! 二刀で攻撃!」
エレナの指示により、見かけ上2体のアブソルが“つじぎり”と“サイコカッター”を同時に放った。
ギャラドスの“たきのぼり”と、ハピナスの“メガトンパンチ”が、見かけ上2体のアブソルのそれぞれに向かって放たれた。
本物のアブソルは、ハピナスが
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