Operation 01
異変と彼女の心
Mission6「約束の場所にたどりつけなかったな」
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僕は寝ていた。だけど、今起きている。
理由は単純、エイラと共に来たサーニャと会話するため。
「…」
来た。ジェスチャーでここに座ってと合図して、ソファーに座ってもらった。
「サーニャ・V・リトヴャク、であってますか?」
「…はい。」
エイラと違って口数は少ない。
「…あまり喋りたくなければ、喋らなくてもいいよ。」
「待って…」
どうしたんだろう?
艦娘を探知するのであればセレンさんがいなければいけないがあいにく現在寝ている。
起きる様子ない上起こすとキレる。
「ここの海岸に…誰かがいる。倒れてるみたい」
「…本当なのか?」
謎であった。エイラとは何か違う固有魔法を持っている。
「だんだん場所が分かってきた……意識を失ってる、すぐに行きます」
そういうと彼女は部屋を飛び出した。僕も後についていく。
今はサーニャに話をしないほうがいいだろう。
「私は…わかっちゃうの」
「…え?」
サーニャが足を止める。
「サイレントライン、って何?」
聞いたことがある。ユークトバニアのある鎮守府と連絡が取れなくなり、艦娘の派遣をするものの帰ってこなかった。
それ以来誰も立ち入らなくなった海域をサイレントラインと呼び、侵入をしないように大本営が呼び掛けている。確実に帰ってこないこの海域で、生還できるという確率はあるのだろうか…
「後で説明させて。今は発見が第一」
そういうと彼女は再び走り始めた。
side ???
もう疲れましたの。
終わりの地だと思っています。
ごめんなさいね…鈴谷
こんな世界…消えてしまえばいいのに
side out
ふと足が止まってしまう…。
「どうしたの?疲れた?」
サーニャが追いついて問いかけてくる。わからない、自分にも分らないことだ。
「いや、別に。」
何も問題ないところで止まってしまう。
なぜだ…?自分にはよくわからない。
止まる理由もないのに。
自分が何を判断したのかはさておき、走り直して向かう。
「もう近くにいる!」
サーニャがそう叫んだ。
一度止まって、見渡す。
いた。
「そこにいた、すぐに確認しよう」
すぐに走って容体をみる。
「大丈夫ですか…?」
サーニャも確認している。意識がなく体温もかなり冷えている。
脈はかろうじてあるけれど、立つのは無理だと判断した。
「医務室まで運ぶ!」
自分はその子を背負うと今度は医務室に向けて走り出す。
体温が冷えていると危険だ。
時間はそう長くはない。セレンを呼べば何とかなるが…。
それを考えてるうちに鎮
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