暁 〜小説投稿サイト〜
威萌宇斗十二制覇
06威萌宇斗 四葉
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「多分、二重人格だね…… 一人遊びが過ぎたんだろう……」
「ええっ?」
「そんなっ」
「きっと、ストレスが溜まった時… 悪戯をして周りの者を困らせるのがクローバー… それを解決するのが名探偵の四葉ちゃんだったんだね……」
「知らないデス」
「そうですわ… わたくしも御婆様と遊んで頂いた以外、お屋敷の外に出て友達と遊ぶ事など、殆ど有りませんでしたから…」

 春歌的イメージ映像…
「幽霊の正体はアーデルハイドだったんですか? 本当にこの子は次から次へと」
「山が… 山が燃えてるの… 夕日に照らされて真っ赤に……」
「故郷の山が恋しかったんだね、それであの絵を見に毎晩」
「山の話をすると、お嬢様が大変悲しまれます。 ですからアーデルハイドには、お嬢様の前で山の話などしないよう、きつく言い付けておきました」
「なんて酷い仕打ちをっ! ハ*ジを幽霊にしたのはロッテンマイヤーさんっ! 貴方のせいだっ!」
「な、何ですって? 旦那様」
「いかんな、この子はすぐにでも山に帰してあげよう」
「駄目だっ、ハイ*を病気のまま、お爺さんの所に帰すなんてできないっ、この家で十分治療してから…」
「そんな事を言ってる場合じゃない、さあ明日にでも帰らせてあげるよ、だから今日はゆっくりとお休み」
「はい……」
(きっと四葉さんは、こうやってデルフリ村に送り返されたんですわ…)
 イメージ終了…

「亞〜理〜亞〜も〜〜」
 亞理亞的イメージ映像…
「パリではパリカールに会いましたよ」
「まあっ、パリカールにぃ」
「そう、それと男のような格好をなさった方、ええと…」
「ルクリおばさんっ」
「そう、その方が宜しくと仰っておられました、ペ*ーヌ様」
「…………」
「ビルフラン様、私の調査はこれで終了です」
「それで、どうなんだねっ!」
「はい、この方こそ、エドモン様のお嬢様、「ペリー*・パンダボアヌ様」です」
「おおっ! やはりっ!」
「何だって? オーレリーが?」
「さあっ! オーレリーッ! 私の所へ来ておくれっ!」
「お爺様っ!」
「本当のお名前は、ぺ*−ヌ様と仰います」
「ペリ*ヌ、*リーヌ… 良い名だっ」
「お爺様っ!」
「もう一度、もう一度呼んでおくれっ!」
「お爺様っ!」
「おおっ! 神よっ! この幸せをどのように感謝すれば宜しいのでしょうかっ!」
 イメージ終了…
 もしかすると、亞理亞も祖父の秘書になるまで、製糸工場でトロッコ押しをして、粗末な狩猟小屋で自給自足の生活をしていたのかも知れない……

(でも、まさかイギリスの寄宿学校って…)
 可憐的イメージ映像
「セーラさんっ! 貴方はっ! 貴方と言う人はっ!!」
 ビシッ! ビシッ!
「ごめんなさいっ! ごめんなさいっ! ミンチ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ