暁 〜小説投稿サイト〜
Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#35 光の王都バチカル
[1/9]
[8]
前話
[1]
次
最後
〜光の王都 バチカル〜
船旅も終わり、目的地へ到着した。
ここは、ルークの故郷、光の王都バチカル。
一行は、船を下りると直ぐに出迎えが着ていた事に気付いた。
「この度は、無事のご帰国おめでとうございます、キムラスカ・ランバルディア王国軍第一師団長 ゴールドバーグです」
先頭に立つ男がそう挨拶をし、そして、もう1人も一歩前にでて敬礼を。
「セシル少将であります」
女性将校と師団長の出迎え。
それを間近で見てみると、ルークと言う人物がどれ程重要なのか、どれ程の位を持つ者なのかがよく判る。……でも、旅先でも態度だけ見ても、王様っぽい、と思ってしまうから尚更だ。
「…ん? なんだよ?」
気がつくと、ルークを凝視していたアル。
「あっ…あはははは………、な、なんでもないよ? 初めて来たとこだから、ちょっぴり緊張しちゃってさ」
当然ながら、アルは思っていても、直接そんなことを言える訳もなく笑って誤魔化した。
他のメンバーはアルが何を言いたかったのかが大体判っていた様で、同じく笑っていた。ルーク自身は訳わからない様子だったが、とりあえず良しとしたのだろう。訝しむ様な顔はしなかった。
「?? まぁいいや、……ご苦労。皆はオレが城へ連れて行く。いいな」
ルークは、ゴールドバーグとセシルに向き直って言った。
「承知しました」
2人はもう一度一礼をすると、そのまま 全員で港からバチカル内部へと向かっていくのだった。
光の王都バチカル。
王都内は、これまでに見た事が無い程広く……恐ろしいまでに高所。ロープウェイを使って上って行く景色はまさに圧巻の一言だった。
ロープウェイの窓から、下を見てみると建物だらけで隙間なんか、全くない。とも思えてしまう。
「すっごい街! 縦長だよ〜〜!」
「凄いですのっ! チーグルの森の何倍もあるですのっ!!」
アニスとミュウも、インパクトがあり過ぎて、思いっきりはしゃいでいた。
それは、物凄く判る、とうんうん頷いてるのはアルだ。
「あはははっ! 確かにそうだね。うーん、アクゼリュスの何倍もありそうだなこりゃ。流石王都」
アルも、ミュウ風に表現してみた。
アクゼリュスの皆に、何だか失礼な言い方の様な気もするけれど……、また、今度。必ず 謝りに
行く
(
・・
)
から、とアルは笑っていた。
「アルさんの家よりもなんばいもあるんですの?」
ぴゅ〜〜、と飛んでくるのはミュウだ。
「あはは。そうだね。やっぱり 王都と比べたら、何処もそうじゃないかな? えーあー……うん。力いっぱい言うのは…ちょっと申し訳ないけどね?」
アルは苦笑い
[8]
前話
[1]
次
最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ