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Tales Of The Abyss 〜Another story〜
#35 光の王都バチカル
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「(そっか。そうだよね。ルークは文字通り、どころか見た通り、本当に飛ばされたんだった。心配するよね……。親だったら、きっと)」
そうアルが思ってると、その隣では空気を読まない少女が手を上げた。
「はーい! アニスちゃんルーク様のお家見てみたぁ〜いですぅ〜?」
手を上げて、そのままルークに引っ付くのは、そう当然アニスである。
「なら 私たちも……ご一緒しましょう。」
ジェイドもそう言った。ルークのおかげだから、お礼もしたい、と言う気持ちが正直ある。だからこそ、反対をする者はいなかった。……アニスの様にがっつくのは ちょっとアレだけど。
「はぁ…。別に、普通の家だぞ?」
ルークがそう言った。自分の家に来る事には反対はしてないみたいだ。
「………
普通
(
・・
)
の家、ねぇ〜……?」
ルークの言葉にアニスがそう呟いていた。
胡散臭そうな表情。だけど、今回ばかりは アニスの気持ちはこの場の全員がよく理解していた。
〜ルーク邸〜
ルークの家、はバチカル城の直ぐ横に位置している。
だから、時間はかかる事なく直ぐに到着した。
「さっ! ここがそうだ」
ガイが案内をしたが、それに答える者は、いなかった。
「きゃうわ〜〜すっごい…」
「た、確かに…」
普通、と言う言葉は、アルはあまり使わない。
何故なら、この世界の事そこまで知っている訳じゃないからだ。常識である、と言う事は教科書を見ただけで、自分の目で耳で、実際に知っていった訳じゃないから。
だけど、これが普通なのか、どうか。……それは判る。
ルークの家は、凄くでかいし。バチカルの町の中でも間違いなく城を除いたら一番だ。
と言う訳で、ルークにはとりあえず、普通の意味を調べて100回書き取りだ、と言いたい。いや、言うべきだと思える。と言うのが、アルの気持ち。
「………あの、アル?」
「え、どーしたの? ティア」
「あなた、頭で考えてる、って思ってるみたいだけど…… 全部、声に出てるわよ?」
ティアがため息をだしながらそう言った。
「……ええっ!?」
ルークがじと〜〜っと、睨んでいるのがよく判る。それが、ティアの言っている言葉が真実だ、と言う事を物語っていた。
因みに、ルーク以外は、ただただ笑っていた。
その後、ルークは気を取り直して、自分の家の扉を開けた。
「ルーク……」
玄関先に、男が立っていた。
「父上、ただいま帰りました……」
その男が、ルークの父親。ファブレ公爵だった。
「ルーク……。 それに、グ
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