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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 5
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「よくやった、真田君。これで帰還した時の楽しみが一つ増えたな」

「ええ、そうですね」

解析室には既にアナライザーが解析台の上に立っていた。そして真田君がログを洗い出したところ、ガミロイドとの通信によるラグが原因だと判明した。オレは心の中で嬉しく思いながらも、憮然とした顔つきでアナライザーに告げる。

「アナライザー、オレは名前が欲しければちゃんと仕事をしろと言ったよな」

「ハイ」

「今回の件では人命の危機も存在した。これはロボット三原則、それに反することでもあるし、隠しの第ゼロ条にも抵触しない。理解しているな」

「ハイ」

「これ以上のミスが起こるようなら初期化しなければならない。それも物理的な初期化だ」

「ソレハ…………正シイ判断ダト思イマス」

「オレも出来ればそんな命令を出したくない。暫くの間、通常の業務に戻れ。その間、オルタとの接触、通信は禁止だ」

「分カリマシタ」

「では、行こうか」

解析室から出て艦橋に戻る途中、アナライザーが語りだした。

「以前、オルタハ女神ニ会ッタト言イマシタ」

「女神か。幸運の女神が居着いてくれてれば良いんだがな」

「オルタハ女神ニオ前ハ誰ダト問ワレ、'オルタ’ト答エタソウデス。デスガ、女神ハソレ以外ヲ求メタ。ソシテ、オルタハワタシニ尋ネマシタ。オ前ハ誰ダト」

「ほう、なんて答えた。ちなみにオレは飲ん兵衛スタントパイロットだな」

「ワタシハ、'友達'ト答エマシタ」

「ああ、いいセンスの答えだ」

エレベーターに乗り込み、艦橋のスイッチを押して、閉を押そうとして、開を押す。

「どうかしましたか、副長」

引っかかりを覚えた。何に引っかかりを覚えたんだ。アナライザー、スイッチ、直通、まさか!?

「……真田、先程の事故の時、アナライザーとオルタは通信してたんだよな」

「ええ」

「どうやってだ」

「どうって、しまった!!」

真田も気付いたということは間違いない。

「解析室に戻るぞ!!アナライザー、技術科を緊急招集!!」

「了解デス」

解析室へと走り、扉が見える距離にたどり着くと同時に扉が開かれ、ツギハギのオルタが姿を現し、逃げ出す。

「真田!!オルタの基本スペックは!!」

「常人の兵士の1.5倍です!!」

「関節なんかは!!」

「人間と同じですが、痛覚はありません!!」

「なんとか時間を稼ぐから捕獲準備!!」

「了解!!」

真田と別れてオルタを全速で追いかける。少しずつ距離が縮まり、前方の隔壁が降りることで捕獲が容易になった。そのまま距離を詰めたところでオルタは通風口に飛び込む。

「逃がすか!!」

オレも通風口に
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