第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜失ったもの、取り戻すとき〜
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中に潜り、地上は一瞬だけ、静かになった。
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蒔風となのはが激突している訓練場を一望できる海辺のフェンス。
いつもフォワードたちが訓練前に集合する場所だ。
フェイトの考えで、そちらに移動していたのだ。
「やべぇよ・・・・・訓練場がなくなっちまう!!!!」
「やっぱり・・・・移動しといて正解だったね・・・・・・」
「なあフェイト、どーすりゃいいんだよ!?フェイト!!」
「・・・・・・・」
困り果てるヴィータと考え込むフェイト。
どうすればいいのか、なんて答えなど出ない。
相手はあのエースオブエースと世界最強だ。
対してこっちはリミット付きの魔導師二人。
止める術など、在りはしない。
だからフェイトは先にスバルに言って、フォワードたちを医務室や自室に帰らせた。
この戦いは、あの子たちに見せるようなものじゃない。
そう、判断したからだ。
「あれを止めるなんて、できないよ。舜がああなった以上は、なのはと話をつけるか、舜が怒りをぶちまけ切るしか・・・・・・」
「・・・・・あ、あたしシグナム呼んでくる!!」
そう言ってヴィータがシグナムを呼ぼうと走りだそうとする。
しかし、フェイトがそれを止める。
「ここにいて、ヴィータ。もしどちらかが大怪我をしそうになったら、ひとりじゃ止められない」
「う・・・・じゃあこの事だけでも伝えとく。それならなんとかいいだろ?」
「うん、お願い」
その内にフェイトが訓練所にフィールドで非殺傷設定をかける。
プレートは破壊されても、これなら効くはずだ。
なのは達の魔法には相手を傷つけないために非殺傷設定が用いられている。
しかし、蒔風の力にはそれがないし、今のなのはも手加減してるとは思えない。
さらにはいくら非殺傷でも、いきすぎた衝撃などは身体に深刻なダメージを与え、下手をするとショック死させてしまう可能性もあるのだ。
ヴィータが連絡をとり、フェイトがプレートのど真ん中を突き破って海に沈んだ二人に目をやる。
そして、海が盛り上がっていった。
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海が盛り上がる。
山の様に海面が盛り上がっていって、ついにそれを突き破って桜色の砲撃が海から突き出してきた。
場所は
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