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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第59話 冤罪事件・解決
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は新聞を配布していた。

「号外ー、号外ー! 新聞部の号外です!」

 朝の登校の時間を利用して、皆に知ってもらおう、と新聞を配っていた。部活の仕事ではあるものの、メインは後者。……しっかりと情報を、真実の情報を知ってもらうのが目的だ。

「お! ほら、あそこにも結構大きめの掲示板あるじゃん。あそこも利用しない? 掲示してたら、見る人だっているだろうし」
「あっ! ほんとだ! うん丁度よさそうだね。わたしが張ってくるよ。カイト新聞一枚頂戴! 全部渡しちゃったから」
「ほいほい、おっけー!」

 カイトはモカに号外の一枚を渡した。

「うん!」

 モカは掲示板まで行き、踏み台を使い新聞を掲示していた。

「まさか、こんなのが、オレ達新聞部の初仕事になるとは思わなかったね」

 つくねが掲示板の側まできた。

「ほんとだよねーー!」

 モカも笑いながら答えた。

「……あ、そうだ。 ねぇ? モカさん…… あ……」

 振り向いた先には丁度モカのスカートの中が見えていた。角度的に、顔を上げたらどうなるのか、判らなかった訳でもないだろうに。……つまり、懲りてないつくねである。

「きゃあ! 今上見ちゃダメ!!」

 見せまい、とするモカの後ろ蹴りがつくねの顔面に炸裂。

「ぐへ!!」

 勢いよく受けてしまったつくねは、後ろに仰向けに倒れた。

「つくねー!!」
「ほんと、懲りないな……。もうフォローせんぞ? つくね」

 カイトは笑いながら、くるむはあわてながら、倒れているつくねを見下ろした。

 一方、その上でモカは。

「もうえっちなのは懲り懲りだよ…………」

 事の発端を思い出しながら、顔を赤くさせながら呟いたのだった。










◇号外内容◇




 《青野月音》は《無実》!!

 のぞき騒動の真犯人は2年1組 《森丘銀影》でした………!







 そのころのギン先輩はと言うと。新聞部の仕事には出てなかった。……当然だと思うけど。

 それでも学校には登校してきていた。……体中に包帯を巻いていて。
 当然ながら、真相を知った女子生徒たちはそれでも許さず追いかけていた。

 それは まあ 当然だろう。

 ケガしているから、とかは 女子生徒たちには全く関係ないから。

「フッ………、どないしたらあの赤夜萌香をおとせるんやろなーー」

 ギン先輩は、沢山の女子生徒たちに、追われながらも考えている事は全く変わらないし、ブレない。

 つまり、ある意味 男らしい、のかもしれない。






 でもでも、覗き・盗撮は犯罪だよ♪

 よいこの皆(読者)は真似し
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