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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十五話 ホテルアグスタ 5
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怪我をしているのだろう?無理はするな」
凛とした声でゲーニッツ部隊長が言ってくれた。この人も下の者を大事にするタイプなのかな?
「ハッ!ありがとうございます!」
実際、まだ肩も痛いのでお言葉に甘えさせてもらう事にして、オレは手を下ろす。
なんか、戦争物の映画に出てきそうな女上官って感じだな。カッコイイと言うか。
雰囲気はシグナム副隊長に似てるな。
そのカッコイイ、ゲーニッツ部隊長がオレに話しかけてきた。
「ところで、君に聞きたい事があるのだが、いいかな?」
なんだろ?心当たりは全く無い。
「自分で答えられる範囲であれば、何なりとどうぞ」
まあ、向こうもいきなり機密事項を喋れとは言ってこないだろう。
特に断る理由もない。
「君が使用していた、AMF対策。あれは局報に今朝掲載されていたヤツだな?なぜ君が使える?」
探るように、と言うような感じじゃなかった。
まるで、昨日の晩飯は何だ?というくらい気軽な感じできいてくるゲーニッツ部隊長。
えーと、どうしよう?これ、答えていいのか?
困ったオレは、シャマル先生を見る。
すると、シャマル先生は笑って頷いた。言ってもいいみたい。
「あれは自分が考えて形にした物です。−イオンのAMFに魔力で加速させた+イオンをぶつけると、AMFは消えます」
サラッと説明すると、なんだか毒気を抜かれたようにこっちを見てるよ。なんで?
「そ、そうか……随分アッサリしているな。君の手柄なのだろう?奴らに盗られたか?」
「さあ?本局技術部が何を考えてるかなんて興味ないんで。そんなツマンナイ事に拘るより、実戦配備してくれた方が、現場としてはいいじゃないですか」
アッケラカンと言うオレに、なんかゲーニッツ部隊長は唖然としている感じがした。
「君はおもしろい男だな。もう一つ聞いてもいいか?」
「どうぞ」
「実は、君と私は以前に会った事があるのだが、覚えているかい?」
「え?」
思いも寄らない事を言われて、オレはゲーニッツ部隊長をジッと見てしまった。
それに気づいたゲーニッツ部隊長がサングラスを取る。
切れ長の目は確かに鋭い印象だけど、どこか愛嬌がある感じだ。
それほど怖いイメージはない。
「………申し訳ありません。ちょっと覚えがなくて」
099部隊の時に会っていれば、絶対に覚えている筈。
と思ったけど、全然見覚えがない。
ゲーニッツ部隊長もかなりの美人さんだ。だったら余計に覚えている筈なんだけどなぁ…
「だろうな。私と君が出会ったのは、3年前の戦場でだ」
3年前って…
「オルセアで?」
「もっとも、あの時の私は君にとって、要求助
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