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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十五話 ホテルアグスタ 5
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れる。
上半身裸になり、イスに座らされて治癒魔法を掛けてもらう。
「軽い炎症を起こしているわね。ヒーリングを掛けるけど、今日いっぱいは無理しちゃダメよ?傷そのものは治せても、ダメージは休養しないと完全には抜けないんだから」
そう言いながら、シャマル先生が右肩に手を置く。
「お手数おかけします」
いつもなら興奮するんだろうが、今は正直そんな気持ちになれない。
「「?」」
たぶん、気の抜けたような声を出していたんだと思う。
エリオとキャロが、どうしたんだろ、と首を傾げている。
「何かあったの?」
先生がオレにそう聞いてきた時だった。
「ふざけるな!コンビネーションとかじゃねぇんだよ!現に負傷者が出てんだぞ!分かってんのか!」
まあ、ヴィータ副隊長のどでかい声がホテルの下から響いてきた。
あのちっちゃい身体でよくあんだけの声が出るもんだ。
その声に、ビクッと身体を震わせるエリオとキャロ。
「…だよなぁ…だからエリオとキャロをオレにつけたのか」
みんなと一緒にいたら、きっと萎縮しちまっただろうな。
今回エリオとキャロに不手際は無かったから、とばっちりを受けないようにとヴィータ副隊長が気を利かせてくれたんだ。
シャマル先生も事情が飲み込めたみたいで、それ以上は聞いてこなかった。
治療を受けながら、オレはヴィータ副隊長に言われた事を思い出す。
「お前への罰は、スバルとティアナを庇わない事だ」
「スバルだけじゃねぇ。エリオもキャロも怪我…いや、最悪の場合だってあり得たんだ」
庇うな、か。確かに今回はしっかり反省してもらった方がいいけど…
ティアナを止められなかったか。まったく、我ながら情けねぇ…
ヴィータ副隊長の言ってる事はもっともだ。
でも、ティアナとちゃんと話せばきっと…
「失礼する」
ぼんやりと考えていたら、急に聞き慣れない女の人の声がした。
「は、はい、なんでしょうか?」
シャマル先生が一旦治療の手を止めて、立ち上がった。
見ると、そこにはサングラスにオールバック、管理局のジャンパーを来た女性が敬礼していた。
「シャマル先生、お疲れさまです。六課のおかげで、こちらは被害無しだ。感謝します」
この人、陸士271部隊の部隊長か。名前は確か…ロザリー・ゲーニッツだったか?年齢は…二十代半ばって所か。うん、カッコイイお姉さんだ。
「いえ、こちらこそ。271部隊の協力がなかったら、防衛しきれてなかったでしょう。ご協力、感謝します」
敬礼を返すシャマル先生。エリオとキャロも敬礼している。
っとマズイな。
大慌てで立ち上がって、上着を羽織って敬礼する。
「君、
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