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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十五話 ホテルアグスタ 5
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て、世の中は狭いね」
それまでのやりとりを見ていたなのはが言う。
「そう…だね」
どこか心配そうに呟くユーノ。
「どうかしたの?」
「うん…僕と初めて会った時のアスカって、なんか人を寄せ付けない雰囲気があってね」
え?となのはがユーノを見る。
「5年前って言うと、アスカ君が11歳の時だね」
「そうだね。あの頃のアスカは、どこか戸惑っているというか、人付き合いが苦手な感じがしたよ」
意外だ、となのはが驚く。
今のアスカは愛想が良く、誰とでも仲良くやっていけそうな感じだからだ。
「5年前って、099部隊で大事故があった年でもあるんだよね」
「え?」
「山岳訓練中に起きた山崩れ。それに沢山の隊員が巻き込まれたんだって」
初めて聞く事ばかりだった。
ユーノの言葉に戸惑いすらみせるなのは。
「なのは。アスカはどこか危うい感じがするんだ。初めて会った時は、出会ったばかりの頃のフェイトみたいな感じだったし、今は…子供の頃のはやてみたいに感じたよ」
「まさか!」
その意味に気づいたなのはが思わず声を出す。
「どちらも、自分を二の次にする。度が過ぎると、それは悪い事になるよ。教官として、一人ばかりを気にかける事はできないと思うけど、留意しておいて」
ユーノの言葉に、なのはは何も言えなくなってしまった。
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