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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十五話 ホテルアグスタ 5
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はロングアーチに念話を飛ばす。
『はいなー!』
シャーリーの元気な声が返ってきた。
『フェイトさんと一緒にいらっしゃる方、考古学者のユーノ先生って伺ったんですが』
『そう、ユーノ・スクライア先生。時空管理局のデータベース、無限書庫の司書長にして、古代遺跡の発掘や研究で業績を上げてる考古学者。局員待遇の民間学者さんって言うのが、一番シックリくるかな?』
シャーリーは説明を続ける。
『なのはさん、フェイトさんの幼なじみなんだって』
『はぁ』
凄い学者さんと知り合いなんだな、とキャロは思った。
そんなキャロに見られていると知らずに、フェイトとユーノは話を続けている。
「そう、ジュエル・シードが」
前回の出動で、3型から出てきたジュエル・シードの事を聞き、ユーノが表情を曇らせる。
「うん、局の保管庫から地方の施設に貸し出されてて、そこで盗まれちゃったみたい」
「そうか…」
「まあ、引き続き追跡調査はしているし、私がこのまま六課で事件を追っておけば、きっとたどり着く筈だから」
「フェイトが追っている、スカリエッティ?」
話をしながら、ユーノはフェイトに危うい物を感じた。
ジュエル・シードはなのは、フェイト、ユーノにとって、ただのロストロギアではない。
すべての始まりになった奇跡の石。
ジュエル・シードがあった為、フェイトは深く傷ついた過去がある。
昔のように、我が身を省みなくなるのでは、と心配する。
「うん…でも、ジュエル・シードを見て、懐かしい気持ちも出てきたんだ。寂しいさよならもあったけど、私にとっては、いろんな事の始まりの切っ掛けでもあったから」
その言葉を聞いて、ユーノは自分の心配は杞憂だと確信できた。
フェイトはしっかりと過去の事は消化している。
「そうだね」
ユーノは安心して微笑んだ。
「ユーノくーん、フェイトちゃーん!」
二人を呼ぶ、聞き慣れた声がした。
見ると、なのはが走ってこちらに向かって来ている。
「なのは、ちょうど良かった」
フェイトとユーノがなのはの方に向き直る。
「アコース査察官が戻られるまで、ユーノ先生の護衛を頼まれてるんだ。交代、お願いできる?」
「うん、了解!」
はにかんだ笑みを見せて、なのはは敬礼する。
頷いて、それを確認したフェイトがライトニングメンバーを呼ぶ。
「エリオ、キャロ、アスカ!現場見聞手伝ってくれるかな?」
「はい!」「いま行きます!」「了解ッス!」
フェイトがなのは達から離れようとした時だった。
「あ、フェイト、ちょっといいかな?彼に話があるんだけど」
ユーノがフェイトを呼び止めて、アスカ
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