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Deover Fears
魔玉の力

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カス「死にな。これで終わりだ。」


ズバァッ!!!


カスは刀を振りかぶり、ヘルを捉えて
思いきり切り裂いた。














残像を。

カス「なんっ........!?」

確かに捉えたはず。躱すことなんて
出来ないのに!?
あのクソガキにこんな力があるわけない!

カスタノク〜所謂カスは残像となり
姿を消したヘルを探す。

すぐに見つかった。
とはいえ.....

彼女はビル2階の窓のところに
腰掛けていた。

高さは約3m。身体的に不可能である。
更に彼女は赤く滅光を放つ黒い剣を
何処からか装備していた。

ヘル「殺戮開始っ.....」

彼女はそう呟くと
斜め下60度に飛び降り剣を構え、

ズバァッ!!

カスを切り裂いた。
カスは斬られた腹から真っ二つに斬れ、
血が吹き出す。

その血は彼女の頬につき、
赤く点を付けた。

?「カスタノク先輩〜いませんかぁッ!?」

先程のカスの後輩が惨状を見るなり固まった。
先輩は真っ二つ。彼女には血がついている。


?「ば........ば........」

彼は固まって動けない。ガクブルと
震えている。

?「この悪魔!人殺しぃ!地獄ぅぅ!!?」

彼が地獄といった辺りからヘルは彼の
首を掴み上げた。ギリギリと音が鳴る。
身長がヘルと変わらないため、
壁に背中を打ち付けさせ逃げられなくした。

ヘル「.....」
?「ぐぐぐごぉえ........ギリギリギリ」

ギリギリと首から鳴る音は
消える気配がない。
このままでは首の骨が外れそうなくらい
重々しく耳をつんざく音だった。

?「許してくださいぃぃぃぃぃ!!!」
ヘル「許す?ん?」

ヘルは彼の乞いに対し首をかしげる。
彼女の首がコテンという音がなりそうな
感じで傾く。

?「うぎゃぁぁお!!」
ヘル「......???」

ヘルは首をかしげつつも彼の首を
ギリギリと掴み上げてる。

ヘル「私はどうすればいいのか....」
?「悪かった!悪かったから許せぇ!」

彼女的に許すって何を許すんだろう
状態であり、困惑している。

しかし、首は掴んだまま。

?「許せぇぇぇぇぇ!!!!!」

ゴギッブチィッ!

ヘル「あっ........死んだ。」

彼の首は曲がったままだった。
首を折られ彼は死んだ。

ヘルはそれを自覚したのか、
その場を去る。


そこに残されたのは、

カスの死体とその後輩の死体だった。

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