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Deover Fears
聴覚を失うこと

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私はクロウさんたちのもとを去って
また放浪生活が再開された。
絶さんから貰ったヘッドフォンのおかげで
また不快感を得ずに移動をすることができる。
ここまでスッキリしたことはない。

別に音楽が好きなわけではない。

ドンッ!


私は誰かとぶつかった。
結果として私がのけぞった。
私のほうが軽かったということだ。

体勢を建て直し、相手に向き合うと
これまたチャラチャラした青年だった。
彼が着る服装の胸の部分には
ドクロのマークが刻まれている。

間違いなく、レミニスの人だ。
この前あったあの蛾野郎の仕切ってる
会社のやつだ。

私はヘッドフォンを外すことなく
とりあえず謝ってみる。

ヘル「ごめんなさい」

青年には届かなかったのか、
レミニスの仲間がふえました。

しかもその仲間とやらは拳銃、日本刀を
持っている。
レミニスの正社員の証拠がなければ
本当にただの蛮族である。

しかも奴等ニタニタしている。



キメェ。


いい加減私もヘッドフォンをとり、
会話に不本意で参加する。

青年「死ネ。このクソガキ。」

私に聞こえた言葉はそれだった。

青年が刀に手をかける。
私は特に動かない。

そして青年は

青年「ここじゃなんだ。こっちこい」

と言った。

人目が気になるみたい。
私自身大事が嫌いなので了承する。


連れてこられたのは
どこぞの路地裏。

やっぱり蛮族は路地裏デスヨネ。
知ってた。

青年「俺の名はサタルス.カスタノク。」

私は名乗れなんて言ってないんだけど...
もうコイツカスでいいかなぁ.....

カス「ぶつかったことを後悔しろ。」

そういってカスは刀を抜いて
抜刀した。

ヘル「....」

私は本気でコイツを潰そうと思う。

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