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Deover Fears
地獄の狂想曲 (ヘルズ.ラプソディ)

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私は夕食を御馳走して貰った。
この家で飯を作るのはエフィアスさんだ。
因みに唐揚げだった。とても美味しかった。

そして私は絶さんの部屋へ戻る。
まぁ時計を見ること以外することはないけど。

すると絶さんは申し訳なさそうにしてた。
絶さんは私の手をとって

絶「やはり破壊闇か...しかも高濃度だ。
この純度は.....」

とかなんとか呟いていた。
魔玉の扱いが慣れてくると、他人の魔玉を
知ることができる。勿論濃度も。

私も片手を触れているので、絶さんの
魔玉を知ることは可能だ。
絶さんからは闇類の魔玉を感じた。
しかし、私自身この魔玉を知らない。
破壊闇ならわかるのだが、どうやら
絶さんは破壊闇ではないようだ。


破壊闇というのは魔玉の一種である。
主に破壊衝動を強め、瞬発的な能力を
高める。破壊闇を持つモノは、外見が
異常をきたしたり、性格が破綻したりする。

クロウさんは見ずとも破壊闇を持つものだと
わかったのだが、あの外見の変わりようを
人間と認めるのはやはり難しい。


絶「ヘルは〜多分その右目が
死んでるんだな。」

私が眼帯をしているのは、破綻した眼を
隠すためである。
決して邪気眼がぁあとかではない。


.....ない。はず。

絶さんは引き出しからヘッドフォンを
取り出して、私の耳に付けた。
別に音楽が鳴るとかではなく、単に似合う
から、らしい。

金属質なヘッドフォンに耳当てがついてる。
耳当ての部分が暖かい。

とりあえずヘッドフォンを外してみた。
色は黒。
シンプルな造りだ。凄いフィットする。

絶「ルカに付けたらあいつ、
ギャーガラガラウエエエェ!とかバグ起こしちゃって」

それは突然聴覚を失うんだからビックリする
からじゃないかな....うん、

絶「まぁ使いな。似合ってるぜ。」
ヘル「うん....使わせて貰うよ。」

周りの音に弱い私には嬉しいものだった。
ありがたく貰っておこう。


ヘル「.....ぬぅ。」

眠くなってしまった。
もう少し起きていたいのだが

絶「眠いのか。寝てていいぜ。」
ヘル「ふぅ...スヤァ....」

私はそのまま眠りについた。

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