暁 〜小説投稿サイト〜
Deover Fears
謎の組織
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先程の事件の煙をたてた少女は
黒いパーカーのフードを外して
放浪していた。

その少女の髪は清潔感のある白。
そして紅い澄んだ色の眼をしていた。
右目は黒い眼帯をしている。

顔以外肌を晒すことなく歩く。
しばらくあるいた頃、
目の前を過ぎようとしている男をみて、
少女は、見ぬふりを決め込み
スルーを決行

?「ほぅ。破壊闇......か」

出来ませんでした。

少女は軽く溜め息をついてその男を見る。
自分より身長が高く、何処かチャラチャラ
している。銀髪であり、片眼を隠すように
長い髪が生え揃っている。一見すると
兄弟にも思えてくる。
血縁なんてないけど。

暫くその男と睨みあう時間が続いた。

?「ここじゃなんだ。ついてきてもらっても
構わないか。」

少女は首を縦に振る。一回だけ。こくんと
男はそれで満足したのか歩き出す。
少女もそれについてくる。

着いたのはビルが連なってできた路地裏に
ある小さなガレージの様なところ。
まさかここで話すのかと、少女が
困惑するなか、男は扉をあけた。

少女が覗きこむと、
階段が地下へと続いていた。

男「自己紹介はちゃんとする。とりあえず
入ってくれないか?」

また少女は頷く。また一回だけ。

階段を降りきると、電子ロックと扉があった。
男は躊躇いなくカードキーを差し、
扉をあけた。

そこに広がるのは生活感のあるリビングだった。
グレー、黒、白とシンプルな造り。
テレビなんかは勿論ある。

地下室故か窓はないけど。

男はリビングのソファに腰掛け、
向かい側のソファを指差して
「座れ。」といった。

少女は戸惑いつつ腰を掛ける。
男はそれを見て話始めた。

男「すまないな、突然こいなんていって。
俺は絶というものだ。大丈夫。ここに
住んでるからなんの問題もない。」

男....絶は笑みを浮かべ楽観的に
話始めた。

すると別の部屋から今度は
金髪で紅い眼鏡をかけた女性が


絶に無言の腹パンを喰らわせた。

少女「!!?」
絶「ぐぼわぁら!?!?」

絶は痛がっていたが、すぐに体勢を
立て直した。

絶「んだよいきなり!」

絶は腹パンに対して抗議し始めた。

?「んだよあれ。明らかにやばいもん
いきなり連れてくるんじゃねぇよ」

女性は絶の抗議に食って掛かるつもりだ。

少女(もう帰ろうかな....)

最早修羅場だった。
しかし女性は絶に怒るのをやめ、
少女に向き直る。

?「見苦しくてすまないな。この阿呆が
突然人を連れてくるとはね。」

少女「えっと.........」

先程絶に向けたものとは違っ
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