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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ
33話「犬さんのブラッドイーター戦@
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、化合弓でもなければ、まともに小さな標的に照準を合わせる事ができなくなって当てられない。
これを防御する事はゴブリンには不可能。矢が当たった瞬間、剣ごと粉砕できる!

「ふんっ!」

……ブラッドイーター、身体を沈めて、普通に矢を回避しやがった。
通り過ぎた矢は、木の幹に突き刺さり、そのまま貫通する。
なんて事だ。斬るのが好きな変態だから、必ず軍船撃沈矢を斬ろうとすると思ったのに酷い!

「小僧!今の矢は凄かったな!
だが……当たらなければどうという事もない!
これで剣の達人だったら、もっと良かったのだがな!」

『赤い彗星っぽいセリフだお』

ブラッドイーターは標的を僕へと変更した。
ちなみに、僕がいる場所は、奴から50mほど離れている。
この距離から連続で矢を放ったのに、全部迎撃されて怖い。
音速超えているのに、反応しているなんてチートすぎる。

「ホワイト!貴様は剣を捨てたのか!
弓など使いおって!大剣はどうした!?」

化合弓を拾ったホワイトが参戦してくれた。2連矢を放ち、必死に僕を支援してくれている。
僕もその期待に答えて、矢を次々とブラッドイーターに向けて放った。



犬        狼娘
    
 

   ブラッドイーター


2方向から来る攻撃は、さすがに迎撃するのが難しいはず。
さぁ、弓術スキルLv99の本領を発揮してやろう!
僕は矢を斜め上へと向け、曲射射撃で8連矢を放った。
上空からブラッドイーターを殺そうと矢が落ちて迫る。しかも、ホワイトも連続で矢を連射していた。

『たくさん弾道計算しないとできない技だお……』

空からの曲射射撃と、地上からの直射射撃。
ブラッドイーターは、両方に対処するために、大きく場から走り回避しようとする。

「そんな点に過ぎない攻撃っ!前に進めば良いだけだ!小僧!」

ブラッドイーターの回避地点へと向けて、僕は8連矢を放つ。
手が痺れるのも構わずに、矢筒から矢を8本づつ取り出して番え、マシンガン・アローと形容しても良い連続射撃を行った。
これでチェックメイト。罠も使わずに終わる――はずもない。

「手数が多いなら……こっちも手数を増やせば良いだけだ」 

ブラッドイーターは、新しい刀剣を鞘から抜き、二刀流になった。
最小限の動きで全ての矢を迎撃し、剣術スキルで無茶を実現させている。
まるで剣の壁だ。剣術LV99とかそんなレベルすら超越した技だ。
だって、戦場での剣って補助武器だし。芸術品としての価値は後世に残っても、実用性に欠ける武器だ。
そんなウンコ武器で、矢を迎撃とかなにこれ怖い……。
僕とホワイトは、交信術で一瞬で、同じ思いを共有してしまう。

「よし!逃げよう!ホワイト
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