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逆襲のアムロ
39話 持て余る力 3.11&12
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下した。

「よし!やれ!」

ベースジャバーから1基の小型ミサイルが放たれた。その後ベースジャバーは急速反転後退した。その時ベースジャバーの片方のエンジンがバーサムの攻撃に掠り火を噴いた。

「うわあ!」

「ぐっ!」

2人共悲鳴を上げた時、宙域が閃光に包まれた。

* ラー・カイラム 戦闘ブリッジ

トーレスが後方での核の爆発を確認していた。

「艦長!核の爆発を確認。バーサム隊の追撃が緩みます」

ブライトは頷く。その時には作戦宙域へラー・カイラムは到達していた。ソロモンの側面、核パルスエンジンが丸見えだった。

「ミサイル全基発射!核パルスエンジンの根本に叩き込め!」

ラー・カイラムから放たれたミサイルは見事に2基にエンジンを破壊し、残ったエンジンは真っすぐ進む推進力を得られず、地球を逸れる様に進路を変更していった。

ブライトは席にもたれかかり、息を付いた。そしてタイムリミットまでの時間を聞いた。

「・・・ちなみにリミットまでは?」

トーレスは計算して口笛を吹いた。

「後22秒でした。核の推進力でも重力に負けて落ちる寸前でした」

ラー・カイラムの中で喝采が生まれた。そこにもう2つ喜ばしい情報がトーレスからもたらされた。

「艦長。敵艦隊が降伏の意思を表明。並び、メラン、アストナージの生存を確認。被弾しながらも本艦へを帰投してきます」

ブライトはその報告を聞くや否や歓喜の雄たけびを上げていた。メランとアストナージが着艦してブリッジに戻ると状況は2転する。その知らせはメランからだった。


「艦長。悪い知らせです」

「なんだ?」

「ルナツー、ア・バオア・クーの地球への隕石落としの報を投降してきた艦隊幹部からの証言で得られました」

「なんだと!」

ブライトは唖然とし、天を仰いだ。ブライトの頭の中で友軍の戦略配置を思い描いては頭を振っていた。

「打つ手がない・・・」

ブライトの呟きにメランは俯いた。そしてトーレスからのあるところからの光速通信により状況が3転した。

「艦長!ラー・ヤークから緊急通信です」

ブライトは即座に反応し、通信を映すように伝えた。そこに映ったのはハヤト、アムロそしてクワトロだった。クワトロの顔を見てブライトは首を傾げた。

「シャア総帥が何故ラー・ヤークに?」

最初の一言目がそのように言った。ハヤトは簡潔に説明し、ただ瓜二つなだけで別人と話した。それでブライトは納得した。続けてハヤトが話し始めた。

「ブライト。貴方達は残存兵力とソロモンとをまとめてルナツーへ向かってもらいたい」

「間に合うのか?」

ブライトの疑問にハヤトは頷く。

「ああ。地球落下前にソロモンにロン
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