第二章:戦闘校舎のフェニックス/主武装のウルトガ・メイス
Change4:修行の成果とそれぞれの覚悟〜Still it does not reach〜
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て大人っぽいよ?」
「そうか?………」
「マスター。もしかして明日のリアスさんたちのゲームで、リアスさんたちが負けることについて迷っているの?」
「あ、ああ・・・」
「悩むのも仕方ないよね、私も今までの修行を見てきたけどリアスさんたちが勝てる見込みはほとんどゼロに等しいんだよね」
どうやら彼女も俺と同じことを考えていたみたいだな。
「まあ、それも考えていたんだがそれよりも『勝てる見込みがない』とみんなにいえなかった自分が情けないと感じているんだ」
「マスター、…………」
昔の俺はどんなことでもはっきり言えたんだがな、どうやらこの世界の平和での環境で俺はだめになったみたいだな。
俺が自分の情けなさに深け込んでいるとテュールが突然後ろから抱き着いてきた。
「私はマスターの過去はわからない、どんな体験をしたのかどんな戦いをしてきたのか、そしてどんな悲劇を見てきたのか葉私にはわからない…でも私は今のマスターが素敵だと思う。だから今の自分を責めないでほしいんだよ」
「テュール・・・・」
俺はテュールの言葉を聴いた途端、なぜか少し心の暗さが晴れていくような気がした。
そうだな、俺はこんなことで悩んでいたら先へ…みんなを守ることなんてできないからな。まったく悩んでいた自分がおろかに思えてきたよ。
「ありがとうな…テュール」
その後、テュールはもう一杯ウィスキーを飲みそのまま屋根を降りていった。
俺はあの後、屋根から下りて別荘の庭を歩いていた。するとイッセーとリアス部長がガゼボで話しをしているのを見かけた。二人は何か話していたので、二人に気づかれないように気配を消して声が聞こえる位置まで近づいた。
「喧嘩を吹っかけた俺が言うのもなんですがなぜに婚約をかたくなに断ろうとするんですか?」
「私はねリアス・グレモリー、私がそんなにがんばろうともグレモリーがついてしまうのよ」
「……」
「私はグレモリー家次期当主として誇りを持っているわ。でもねライザーみたいに私を一人の女としてではなくグレモリーとしてでしか見てもらえないのよ。こんなことをいうのも矛盾しているけど、結婚するとしたらせめて私を一人の女性として愛してくれる殿方と結婚したいのよ。」
やはりそうゆうことか、今でも昔でも貴族は相手の気持ちよりもその家の誇りや血統を守ろうとする。
いつの時代、度に時代においても貴族ってものはどうしてゆがんでいるんだ…ッ!
「部長!俺は、俺はそんなの関係無く部長の事好きです。グレモリー家の事とか悪魔の社会とか正直、俺は馬鹿だからわかりません。ですが、今ここにいる…俺の目の前にいるリアス先輩が俺にとって一番ですから!!」
「ッッッ!?」
イ
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