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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic21聖王のゆりかご〜Awakening of Legend〜
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合じゃなかった。かぶりを振って、「まぁとにかく、知り得た情報は六課と本局、教会にも提出しないと」そう伝える。
『それは僕がやっておくから、シャルはいつでも出撃できるように準備しておいて。セレネ、エオス。どうせ暇してるんだろうから、このまま情報の纏めを手伝って』
「ありがとう、ユーノ。お言葉に甘えさせてもらうよ」
『『オッケー♪』』
そういうわけで「じゃあまた後で〜」手を振り合いながら通信を切ろうとした時、『イリス! 緊急出撃です!』切羽詰まった様子の「トリシュ・・・!?」から通信が入った。その内容は、「プライソンが・・・!?」今まさにミッド全域に対して声明を出してるってものだった。
『――ていた男、プライソンだ。今日は次元世界に新たな記念日が生まれる日となる。ゆえに俺はこうして姿を見せた』
別モニターに映るのは、古い貴族風の衣服を身に纏った10歳前半くらいの男の子だった。見た目は幼い半面声は大人っぽい。でもまさか「あの子が、プライソン・・・!?」なの。予想すら出来ないその外見に、かなり困惑してる。
『俺たちの準備は済み、今日これより偽善の象徴であるミッドチルダ地上本部および聖王教会に対して、改めて宣戦布告をする。さぁいよいよ祭の始まりだ。俺のスポンサーである最高評議会、そしてヴァーカー・ホドリゲス大将、レジアス・ゲイズ中将、リチャード・フォーカス少将。観ているか?』
プライソンがある局員の名前を名指しした。どの人も将校クラスで、しかも最高評議会なんてトンデモない名前まで出した。そしてプライソンの映るモニターが別の映像に切り替わる。どこかの森林地区かな。かなり広大なんだけど、その中で巨大な昆虫っぽいのが何匹と崖や谷間に張り付いてるのが判る。
『そして聖王教会の諸君。観ているか? お前たちも捜していたのだろう? 残念だが俺が先に手にさせてもらった』
「森が・・・!」
広範囲の森がせり上がっていって、「まさか・・・!」分厚い地盤の下からソレがゆっくりと姿を見せ始めた。二等辺三角形状の全長数kmに及ぶ巨大な艦。間違いない。たった今まで、ユーノ達とソレについて話をしていたんだから・・・。
『旧暦の時代。一度は世界を席巻し、そして破滅を齎した絶対の力の象徴。古代ベルカの悪夢の叡智!』
「『『聖王のゆりかご・・・!』』」
トリシュとユーノの声とハモる。2人も目を大きく見開いて、モニターに映る“聖王のゆりかご”を見詰めてる。そんな中で『無論、俺の力はこれだけではない。見ろ、これが俺の全力だ』プライソンの嬉々とした声が聞こえてくる。ゆりかごの後方の森もまたせり上がり始めた。
『ゆりかごは恐ろしく強大な力を秘めている。だが発揮するには少々面倒な工程が必要だ。そのためには護りが要る』
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