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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic21聖王のゆりかご〜Awakening of Legend〜
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いった、対艦だけじゃなくて対地対空にも出来るものばかり。さらには次元跳躍攻撃や次元空間内での戦闘できるようだね』
セレネとエオスが、ユーノの話を横から掻っ攫ってった。ユーノの眼鏡が怪しくキラン☆って光ったようにも見える。というか、「なんか詳しいね。ひょっとしてセレネとエオス、前から来てるの?」って思えるくらいに詳しかった。
『違うよ、シャル。ついさっき僕が2人に話したことを、そのままシャルに伝えただけだよ。というか、もう帰りなよ、セレネ、エオス』
そう言って呆れるユーノに、『ええー! もう少し一緒に居ようよ〜!』2人が文句を言う。好きな男の子の側に少しでも長く居たいって気持ちは痛いほど理解できるから、「まぁいいじゃない」フォローしておく。
『シャルがそう言うなら。でもこれも大事な仕事なんだから、邪魔しないでね。セレネ、エオス』
『『は〜い♪』』
『もう。・・・それで、そんなゆりかごの性能が完全に発揮されたら、本局の艦隊とも真っ向から戦闘が出来て、さらには勝てるほどだって僕は睨んでる。万が一にも起動した場合、止める方法は起動と運用の鍵となる聖王・・・、ヴィヴィオの奪還』
「そう、うん、やっぱりね・・・」
六課で起こった事情も聴いてる。フォルセティが敵になってしまった事、そして一度は捕まえたメガーヌさん達を解放した事。ヴィヴィオはゆりかごに必要な存在だから悪いようにはされないと思う。フォルセティも、プフェルトナーってコードネームが付けられてる以上は、戦線に立たされそうだけど酷いことはされないはず。
『僕からは以上だけど。シャル、教会に残された資料には何か他の事が書かれていたりしてない?』
「あー、うん。性能についてはユーノ達から聞いたものと同じだね。それと、こっちには魔力を受ける前に起動できる武装の資料もあったよ。ゆりかごの側面には左右それぞれ21門の42門、艦上部に14門、計56門の砲門があるみたい。精密射撃っていうのはコレのことかな」
『『56門・・・!』』
『とんでもない数だねぇ。近付くことすら出来ないんじゃないかい?』
不安そうなセレネ達に『でも下部や後部には無いから、そこを攻めれば・・・』ユーノがそう指摘した。確かにそうだけど、「その弱点をカバーするための戦闘機隊じゃない?」って思うわけで。プライソンだってゆりかごの欠点くらい百も承知のはず。だから直掩戦力を用意すると考えられる。
『確かに・・・。そうなると、いよいよ航空戦力が重要になってくるね』
「そうなんだけどさ〜。ゲイズ中将が、本局や教会の介入をまた拒み始めたわけ。だからミッドに降ろした武装隊以外に新たな投入は出来ないの。ったく、あの熊さんめぇ・・・!」
『『ぷふっ、く、くまさん・・!』』
ゲイズ
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