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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic21聖王のゆりかご〜Awakening of Legend〜
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って思えちゃう。まぁそんな事を言ったらルシル君の心を折っちゃうことになるんだろうけど。

「アリシアだな。くっそ。アリシアがはやてや他の娘たちより大きくなった時は、それはもうマジか〜って思いだったよ」

「私もやよ〜」

「えっへん♪」

アリシアちゃんが大きな胸を張った。私だって、アリシアちゃんがフェイトちゃんクラスの高身長になるとは思いもしなかったよ。そういうわけでルシル君は、私たち女の子より背が低いのが嫌だってことで、変身魔法で高身長に見せてたみたい。

・―・―・終わりだよ・―・―・

「しかし随分と詳しい情報を持っているのだな、ルシル。それも調査部の一員としてのものか?」

これまで黙ってたシグナムさんがルシル君に問うた。確かにドクターやプライソンが最高評議会によって人工的に生み出された存在だっていうのは、いくら調査部のエリートな調査官でも知れるような情報じゃない。

「まぁそこは、俺のステガノグラフィアのおかげ、ということで納得してくれ」

ルシル君のその返答に、私たちは「あぁ」納得できた。ステガノグラフィアは、たぶん次元世界屈指の電子戦最強の魔法。本局のデータバンクにすら一切感知されることなく侵入できるレベルだし。

「・・・なんやまだ隠してるっぽいけど、まぁええか。・・・そんでルシル君。プライソンの正体はもう判ってるんか?」

最初にボソッと何か呟いたはやてちゃん。上手く聞き取れなかったけど、プライソンの正体についての話の方に興味がいってスルーした。みんなの視線を一手に引いたルシル君は「すまない。以前、不明だ」首を横に振った。

「ルシルのステガノグラフィアでもダメなんだ」

「ああ。向こうには優秀なサイバー・キーパーが居るようだ。ゼスト・グランガイツ一尉の隊に同行してアジトに侵入した際にも、ステガノグラフィアでもクラッキング出来ないシステムに拒まれたことがある」

「電子戦ではこちらが若干分が悪いってわけね。でもま、アンタが戦線に立てるってだけで十分過ぎるわよ」

アリサちゃんにはみんなが同意見。対人やガジェットなどの戦力なら大して問題ないけど、列車砲クラスとなるとこちらもそれ相応の戦力を集めないといけないと思うし。ルシル君は「まぁ期待に応えられるように頑張るよ」微笑んだ。

「ただ、もしかして・・・と思う奴はいる」

「ホンマか?」

「ああ。最高評議会と協力関係にある一般人の中に、貴族風の少年が居るんだが。コイツの目が気になっているんだ」

「でもドクターの兄だっていうなら、その背格好も大人じゃ・・・?」

アリシアちゃんが小首を傾げた。ルシル君は「俺みたいな奴もいるんだから、背の小さい大人や魔法や施術で体格を変えている奴もいるだろう」って、自分の手を見詰め
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