暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―太陽―
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ラゴエクィテス》の効果発動!」

 ――だが、それこそが俺の狙い。《Dragoon D−END》の放った炎は、こちらに襲いかかってくることは出来ずに、全て《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》の持つ槍に吸収されていってしまう。それこそが《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》の効果であり、《ギガンテック・ファイター》の力が籠もった槍をエドに向けた。

「相手プレイヤーに効果ダメージを跳ね返す! ウェーブ・フォース!」

 《ギガンテック・ファイター》の力を得た、攻撃力2800ポイント分のバーンエネルギー。それは《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》によって、《Dragoon D−END》を通り過ぎ、直接エドに襲いかかっていく――

「うわぁぁぁぁ!」

エドLP800→0

 デュエルの決着とともに割れんばかりの声援が響き渡り、それでこのデュエルが卒業模範デュエルだったな、と思い出した。どこか気恥ずかしくなってしまいながらも、敗北によるダメージで膝をついたエドに歩み寄ろうとした瞬間、三沢の用意した異次元への移動装置が起動した。

 まるでペンデュラム召喚の際の魔法陣のように、空間を裂いて現れたそれは、どこか俺を待ち受けているようで。

「……行ってこい、遊矢。僕の代わりに行くんだ、負けは許されないぞ」

 ほうほうの体でエドは立ち上がった。三沢の開発したシステムによって、敗北した者のデュエルエナジーでこの異次元への移動装置は起動している。本来なら立っているのも難しいだろうに、わざわざエドが憎まれ口を叩きながら激励にきた。

「……ああ!」

 三沢、レイ、エド。いや、その三人だけではなく、今もアカデミアで敵と戦っているであろう、万丈目を始めとした仲間たち。

 そして……明日香。彼ら彼女らの力を借りることで、遂に俺は、ダークネスが待つ次元へと足を踏み入れていた。


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