―太陽―
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普及していない為に使用を自重していたが、もはやこの決戦にそんなことを言っている暇はない。まずは強力なサポートカード《マジカル・ペンデュラム・ボックス》によりカードを二枚ドローすると、俺は二枚のカードを手札に加えるとともに、新たにデュエルディスクに加えられたゾーンにセッティングする。
「俺は《音響戦士マイクス》と、《音響戦士ギータス》をペンデュラムスケールにセッティング!」
そして二対の音響戦士ペンデュラムモンスターがセッティングされ、真紅と真蒼、二つの光柱が天空に向かって伸びていく。これでレベルが2から6のモンスターが同時に召喚可能ではあるが、今はまだその時ではない。
「《音響戦士ギータス》のペンデュラム効果を発動! 手札を一枚捨てることで、デッキから新たな音響戦士を特殊召喚出来る! 現れろ、《音響戦士ドラムス》!」
ペンデュラムモンスターは、ただペンデュラム召喚を可能とするカードではなく、永続魔法のように他のモンスターのサポートに回る。発動された《音響戦士ギータス》の効果もその一種であり、デッキから《音響戦士ドラムス》が特殊召喚される。
「さらに墓地の《音響戦士ピアーノ》を除外することで、フィールドの音響戦士の種族を変更出来る! 俺は《音響戦士ドラムス》の種族を炎族に変更し、さらに《音響戦士サイザス》を通常召喚!」
《音響戦士ギータス》のペンデュラム効果を起点に、盤面が目まぐるしく動いていく。《音響戦士ギータス》の効果の手札コストとして墓地に送られていた、《音響戦士ピアーノ》の効果により、フィールドの《音響戦士ドラムス》の種族は炎族へと変更される。
さらに《音響戦士サイザス》を通常召喚したことにより、チューナーモンスターを含む二体のモンスターがフィールドに揃う。対するエドも目に見えてシンクロ召喚を警戒しているようであったが、俺が得た新たな答えは違うものだった。
「そして《置換融合》を発動! フィールドの音響戦士二体を融合する!」
「融合召喚!?」
まるで予想していなかったのか、驚愕の声をあげるエドをよそに、二体の音響戦士たちは《置換融合》によって一つとなっていく。
「集いし爆炎よ、龍の形となりて飛翔せよ! 融合召喚! 《重爆撃禽 ボム・フェネクス》!」
融合召喚されるはその名の通りに、爆炎とともに飛翔する不死鳥。その融合素材は機械族モンスターと炎族モンスターというもので、本来ならばこの【機械戦士】デッキで融合召喚出来るものではないものの、それは種族の変更を可能とする《音響戦士ピアーノ》でカバーする。
「カードを一枚伏せ、《重爆撃禽 ボム・フェネクス》の効果発動! フィールドのカード×300ポイントのダメージを相手に与える! フェネクス・ビッグ・エアレイド!」
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