過去編、明かされる提督の過去
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こに食べに来たんだから」
「なら、今から定食出しましょうか?」
勘弁してくれ...と俺は若干暴走気味の鳳翔に嘆願した
次々と出てくるおつまみに、俺は腹を膨らしていった
「あと、1品で終わりにするよ」
「では後の新作は隼鷹さんにでも食べさせればいいですかね」
させればって...なかなか扱い酷いな
それもそのはず、ほぼ毎日飲みに来る上に毎回と言っていいほど歩けなくなるぐらいに酔うのだ
それは呆れて扱いも悪くなるな
「って、新作?どうりで見たことないのが多かったのか」
全部美味しかったけどな
「さて、そろそろ行くかな」
「あ、後でお布団変えにいくので鍵空けといてください」
その言葉に俺は言葉ではなく手を振って返した
執務室へと戻ると飛龍が待っていた
「おっす、お疲れ」
「何もなかったかのように入ってきたね」
「しょっちゅうだからな」
そう俺が言うと飛龍は気持ちを切り替えた
執務のサボりに関して蒼龍が
「私にも仕事回って来るから勘弁してほしいんだけどね」
「それは承認しかねる」
「あなた達2人揃って私の扱い酷いよね」
蒼龍は自分の扱いがすこし不満な様だ
「さて、2人呼ぶか」
『軽巡洋艦、矢矧 次いで戦艦、大和 至急執務室へと来てくれ』
矢矧と大和に名指しで招集をかける
「はぁ、もう話するのかぁ」
「聞きたくないなら部屋にいていいんだけどな」
「いや、いるよ かっこがつかないしね」
すこしすると大和が到着し、そのすぐあとに矢矧が入ってきた
「さて、2人を呼んだのは一つ、話したい事がある」
2人は黙って頷く
「心して聞いてほしい、これは最高練度に達した艦娘に話していることだ」
「守ろうとしたものを守れずに、儚く散った一つの鎮守府と、その後に起こったこと」
そして俺は覚悟を決めて、こう言い放った
「俺とこの鎮守府の、過去の話だ」
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