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提督していない提督による騒がしい日常
過去編、明かされる提督の過去
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ついこの間、大和と矢矧の練度が最大に達した
うちの鎮守府では最高練度に達した艦娘に希望制でとあることを教えている
そう、俺の昔の話だ
そんなこと教えて何になるのかと言われれば何もなりやしないが
なぜこんな自由な鎮守府なのか、なぜ俺がこんなに執務を放り出していろんなところをほっつき歩いているのかなどを聞いてくる艦娘は多い
それらは一応俺の身にあったことが関係していて、俺の過去を話さないと多分理解することができない
もちろん飛龍にも蒼龍にも教えてある
とゆうか初期の頃からいたので鎮守府の理由は知っていた
「はぁ、また教える時になっちまったな」
「そうだね、かなり暗い話だから私はあまり好きじゃないかな」
「しょうがないでしょ飛龍ちゃん、教える決まりなんだから」
ちょっとだけしゅんとした顔で飛龍が不満を言う
「だって話が重いんだもん...」
わかってる、自分でもそんなことはわかっている
最高練度に達したからには大切なものを守るという覚悟をしてほしいだけだ
「まあ、話すのは夜だからゆっくりしててくれ、それじゃあ」
そう言って俺は部屋を出ようとした所で襟を掴まれた
「うげっ」
襟を掴まれたことにより前進していた体が急に引っ張られ首が締まって変な声がでた
「執務は...?」
俺は乾いた笑いを飛龍に向けてから
「逃げるが勝ち!!」
と言って一目散に逃げ出した

逃げ出してすぐに居酒屋鳳翔へと向かった俺は中へと入り、一息ついた
「提督、いらっしゃいませ、今日はまた1段と早い時間ですね、また逃げたんです?」
「逃げたさ、疲れたぁ...」
うふふと鳳翔は笑っていた
目だけ笑ってないんだけど!?
「さて、そんなことより注文はお決まりで?」
「あぁ、今日は...角煮、頼めるか?」
「角煮、好きですね」
うふふ、と今度は目もちゃんと笑っていた
元々煮込んでいたらしくあつあつの角煮がすぐに出てきた
「いただきます」
「いただかれちゃいます」
うん...やっぱ美味いなぁ...って
「それだと俺が鳳翔さん食べるみたいになってるんだけど」
「食べたいですか?」
「俺は艦娘は食べない主義だ」
「あら、そうなんですか、もう私はてっきり飛龍ちゃんも蒼龍ちゃんも美味しくいただかれちゃったのかと...」
まだ食べてません、美味しい状態です
手、だしたら...〇します
おっと乱暴な言葉遣いはやめだ、やめ
「では今日のオススメです」
そう言って目の前に一つの皿がコトリ、と置かれた
「春菊のてんぷらです」
べつに酒飲んでるわけではないんだけどな...
そこはさすが居酒屋と言ったところか、おつまみがぞくぞくと出てくる
「これ俺の昼飯になるなぁ」
「あら、まだ食べてらっしゃらなかったのですか」
「食べてないよ、こ
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