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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜そして対面、久々の再会〜
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笑顔で蒔風がリィンを放す。

ありがとう、と言って蒔風が立ち上がる。






「でも、舜が来たってことは、「奴」が?」

フェイトが蒔風に訊く。
真剣な面持ちになってそれに頷く蒔風。


「ああ、どうやらそのようだな。だけどここは第一世界ミッドチルダ。計算も容易じゃない。今まで以上に長くかかるだろうからな。結構大丈夫だ」

「そうなんだ。じゃあいっしょにまたいられるんだね!!!!」


そういうなのはだが、蒔風がピシリと言い放つ。


「そうとは限らないだろ?俺の立ち位置もわからないし、ってか、またなんか起こってんのかよ」

蒔風がやれやれと頭を振る。


「そういえば・・・お前ら何やってんだ?時空管理局に入るって前に聞いたけど」

「そうだね。舜君がいなくなってから十年だもんね」

「俺の方じゃそんなに経ってない。大体七ヶ月くらいじゃないか?」

「なんや、それズルぅないか?こっちは十九歳になっとるんやで?」

「ずるくない。ってか、お前ら俺と肉体的に同い年か!?」

「あ、そうなるね!!!」

「本気で幼馴染かよ・・・・・・ってかお前らはオレにとってあの時から今までズーーーーーーーっと妹みたいな感じだからなぁ」



「いまでも?」

「いまでも」



「そうやね〜〜〜舜君って「頼れるお兄さん」って感じやもんね」

「うんうん」

「私は・・・わかんないなぁ」


「そらなのはちゃんはなァ・・・・・」

「なのは、そう言うの疎いもんね」



女子三人が勝手に話しだしてしまったので、蒔風が話題を戻す。


「で、お前ら今何やってんだ?」






「うちは捜査官やっとる」

「私は執務官だよ」

「で、私が武装隊の戦技教導官!!!」


「なのはちゃんすごいんよ!!管理局不屈のエース「エースオブエース」なんて呼ばれてるんやから!!!!」

「はやてちゃんだって、私たちの中じゃ出世頭じゃん。フェイトちゃんだって執務官のエリートだし」

「そ、そんなことないよ・・・・それに、舜だってすごいことになってるんだよ?」




「は?おれ?」



蒔風が自分を指さして驚く。



「十年前の闇の書事件。あん時の情報は確かにクロノが消していたはずじゃねえの!?」

「そうだね。確かにクロノがなんとか洩らさなかったけど・・・・・」

「「銀白の翼人」は噂と言うか、都市伝説みたいに残ってるんだよ?」



「えぇ〜〜〜〜〜〜?」



「闇の書事件を解決した管理局自慢の三人娘!!!しかしその戦闘中、現れた者、「銀白の翼!!!
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