第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜そして対面、久々の再会〜
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の敗北として、そして・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・」
その事を考え、目を閉じる蒔風。
そして眼を開けて、こう言った。
「どうした?何か言いたいことでもあるんじゃないのか?」
それはきっと、はやては自分の事を恨んでいるだろうという蒔風の推察からの言葉。
その後にくるのはきっと疑問の言葉だろう。「なぜ」や「どうして」と
しかしきた言葉は別物だった。
「ごめんなさい。そして、ありがとうございました」
はやてが立ちあがって蒔風の手を取って謝る。
それに蒔風が目を見開いて驚いた。
「な・・・・・・・」
「舜君があんときリィンを消したいきさつ、全部聞いた。あんときは、本当にすまんかった。十年間、舜君にあったら絶対に言おうと思うとった言葉や」
その言葉に、蒔風が手を振りきり、立ちあがって言った。
「俺は・・・・・リィンを消した。やっと救われたあいつを・・・中途半端に救って、それで・・・それなのに・・・・そう簡単に、許されていいはずがない・・・・・・・・」
蒔風がフルフルと首を振りながら座り込む。
そこにお茶が運ばれてきた。
「はい、お茶ですよー」
それは小さな人だった。
ユニゾンデバイス、という単語が頭に流れてくる。
「ありがとぉな、リィン」
「ハイですー」
はやてがリィンにお礼を言う。
その言葉に、蒔風が頭を上げた。
「リィン?」
そこで蒔風にはやてが、リィンフォースUを紹介した。
「舜君、この子が、二代目のリィンフォースや。あのときリィンが残してくれたあの十字架。あれを元に再構築して、私が作った、私の家族。ほらリィン、挨拶せえ」
「はい!!初めまして・・・・ですよね?はやてちゃんのユニゾンデバイス、リィンフォースUです!!」
元気よく頭を下げるリィン。
それを見て、蒔風は
「わわっ・・・ど、どうしたですか?泣いてるんですか?」
ほろっ、と、一粒の涙を流していた。
「そうか・・・・・・・あいつは・・・・リィンフォースは・・・・自分を残せたんだな・・・・よかった・・・・」
そう言いながら小さなリィンの手をとる蒔風。
その顔にすでに涙はなく、吹っ切れた顔をしていた。
「舜君のおかげやで?こうやってリィンがおるんも」
蒔風にはやてがそういうが、蒔風は首を振ってこたえた
「俺は彼女を消しただけ。残したのは、彼女自身だ。だけどまあ・・・・少しスッキリしたかな?
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