缶詰メシを極めろ!・その3
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
きが十分に温まったら、さんま缶を加えて更に10分煮込む。がんもどきは当然ながら、秋刀魚も骨まで食べられる位柔らかく煮上がっている。具材に火を通すというよりもがんもどきに味を含ませる為に煮詰めている、と考えてもらえれば良いだろう。その為、強火でグツグツと沸騰させずに中火位の火加減でコトコトと煮込んでいく。がんもどきがたっぷりと煮汁を吸ったら皿に盛り付け、お好みでカイワレを散らして完成だ。
「はいお待ち、『秋刀魚とがんもの味噌カレー煮込み』ね」
「お〜、美味そうじゃん!いっただっきまーす!」
早速隼鷹が秋刀魚の切り身にかぶりつく。骨まで柔らかくなる程煮込まれた秋刀魚にも、しっかりと味が染み込んでいる。
「ん〜、美味いっ!やっぱ味噌味じゃなくて味噌カレー味ってのがポイントだよなぁ」
そんな事を言いながら『一ノ蔵』を煽っている。そしてその味噌カレー味の煮汁と秋刀魚の旨味を吸ったがんもがまた絶品なんだよな、これ。そうやって煮込みと冷酒を堪能した隼鷹は、
「はぁ……満足満足。ごちそうさん」
勘定を早霜に手渡して軽い千鳥足で帰っていった。店に残った客はニム一人。
「う〜ん、ニムもそろそろ終わりにしようかなぁ」
「あいよ、勘定するかい?」
「あ!でもその前にパスタとか……出来る?」
「勿論」
さて、缶つまを使ったアレンジパスタ、早速作っていこう。
《パスタを茹でて和えるだけ!イカ明太マヨパスタ》
・缶つま 九州産いか明太:1缶
・スイートコーン缶詰:1缶
・パスタ:200g
・水菜:1/2株
・塩:適量
・マヨネーズ:適量
使うのは『缶つま 九州産いか明太』。九州は玄海灘で獲れたヤリイカ(正式名称ケンサキイカ)を、博多名産明太子で和えたという日本酒のアテに最高な一品だ。今回はそいつをパスタに仕上げるぞ。
まずはパスタソース作りから。……といっても、いか明太を刻んで細かくしてマヨネーズと和えるだけなんだが。仕上げに使う水菜も、適当な長さに刻んでおく。
お次はパスタ。湯を沸かして塩を入れ、袋の表示時間通りに茹でる。ナポリタンやカルボナーラのように茹でた後に加熱したりしないので、芯が残らないように茹で上げる。
パスタが茹で上がったら、汁気を切ったスイートコーン缶詰と一緒にいか明太ソースで和える。味見をして、塩気が足りなければ塩で調整。
皿に盛り付け、水菜を散らせば完成。
「お待ち。『いか明太マヨパスタ』だ」
「うわ〜、美味しそう!」
ニムはそう言うや否や、フォークでパスタを巻き取り、口に運ぶ。イカのコリコリ、明太子のプチプチ、水菜のシャキシャキと食感が楽しい。その上明太マヨの美味しさは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ