インターバル
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だよ……」
「傷ついた遺伝子すら治すオメガソル、吸血変異を抑制するゼータソル……どちらも医学界を震撼させるほどの代物。もしマキナちゃんが生きていれば、リンカーコアの治療薬すら作り上げていたかもしれない……。彼女がもっと生きていれば……こっちのなのはちゃんの身体を一人で完治させられたのかもしれない……」
「姉御を持ち上げるのも良いが、オメガソルの効果を最大限利用するなら、念のために副作用の話はしておかなくちゃならねぇぞ」
「オメガソルにも副作用あるんか!? え、前に私も飲んだけど、大丈夫なんか!?」
「心配いらねぇ。オメガソルの副作用と言っても、身体の成長に必要なエネルギーを一時的に回復に回すだけで、その間身体が成長しにくくなるだけだ。あんたが飲んだコップ一杯分なら、せいぜい爪が伸びるのが一ヶ月の間ちょいと遅くなる程度だよ」
「爪だけかいな、微妙過ぎてコメントに困るわ。じゃあ、こっちのなのはちゃんに飲ませるとしたらどうなるん?」
「コイツの場合だと毎日1リットル飲めば、細胞と遺伝子は何とか治せるだろうけど……間違いなく回復に数年以上かかるから、20代を超えても見た目は今の子供のままか、少なくとも胸が永遠にぺったんこなのは確実だな」
「女としてはある意味恐ろしいなぁ! 周りが大人でボンキュボンな中、自分だけロリィ〜でぺた〜んなわけやし! …………あ」
「……なんだよ。何かアタシに言いたいことがあるんなら、正直に言えばいいじゃんか」
はやてや皆の生暖かい視線から全てを察し、むすっとふくれっ面を浮かべるヴィータ。そんな彼女に向けて、アギトは一言。
「エターナルロリ、乙!」
「オメーも変わんねぇだろうがぁあああああ!!!!」
「アインスお姉ちゃん、こういう時リインはどう反応すればいいのかわかりません……」
「笑えばいいと思うよ。……いや、これは使いどころが違うな。う〜ん、何だろう?」
段々混沌としてきた医務室を見て、フェイトは思った。「なんか身体が成長しない人が周りに多いなぁ」と。アリシア、融合騎、騎士達、ビーティー、そこにオリジナル・なのはが一時的に加わるわけだから、確かにその通りであった。ちなみにマテリアルズはちゃんと成長しているので除外した。
「あ、そうだ……アギト。マキナちゃんのデバイスだけど……私が使ってもいいかな?」
「レックスをか? ……教会で回収したデータは全部マザーベースに送ったし、収納領域にしまってあった物はアタシの収納領域に移した。あっちのなのはは嫌いだが、こっちのなのはなら託しても良いか。大事に使ってくれよ……」
「ありがとう。マキナちゃんの形見だもんね、絶対大切にするよ」
別に卑下するつもりは無いが、クローンの自分がオリジナル・なのはを
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