【ハリー・ポッター】編
180 詐称者の末路
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ういや、杖に干渉するには強力な杖≠ェ必要である>氛氓ンたいな記述が在ったな)
話の雲行きも怪しくなってきたので、並行思考に於けるサブの思考でそんな事を思い出しながら然も所在無さげに両手を後ろに回し──俺自身をロックハートの視線からの死角として倉庫≠ゥらアレ≠取り出しつつロックハートにこれまでの話≠語り始めた。
………。
……。
…。
ロックハートへは時に──“トム・マールヴオロ・リドルの日記”について≠ネどはアニーとハーマイオニーに語ってもらい、おおよその事を主に俺が語った。
そして、ロックハートはと云うと、時に驚き、時にメモを取りつつ俺達の話に聞き入った。……ロックハートは、意外でもないが聞き上手だったので、話はすんなり終わった。
……ちなみにメモを取る理由について突っついてみたが、後学の為≠セとやんわりと誤魔化されたり。
閑話休題。
「……そして今朝の加点に至り…」
「私にここへ連れて来られた──と」
そう俺の言葉尻を奪ったロックハートに対して、短く「はい」と頷く。……そんな俺を見たロックハートは朗らかな笑みで何度もゆっくりと頷き──自然な所作で出した杖を俺達へと突きつける。
「ハーマイオニー・グレンジャー嬢、ロナルド・ウィーズリー君──そしてアニー・ポッター嬢。君達の働きには私としても空前絶後──大層驚かされた」
「……ロックハート先生…?」
いきなり豹変したロックハートの名前をハーマイオニーが呼ぶ。……しかしハーマイオニーには前以て──可能性としてロックハートの本性≠教えてあったのでハーマイオニーはそこまで取り乱してはいない。……次はアニーが続く。
「いきなり杖を向けてきて──これは一体どういう事ですか?」
アニーの言葉に手元で杖を遊ばせながらロックハートは能面みたいな笑みを張り付けながら頷くと杖を出した理由について話しはじめる。
「……どうせ消える記憶だ。少々私の事について語ってあげよう」
………。
……。
…。
ロックハートは詐欺を鼻高々に語っていった。
……手口は映画>氛氓烽オくは原作≠ニ一緒で、標的を見繕ってはその人の武勇伝を詳しく聞き出して、忘却術≠ナ武勇伝に関する記憶を消してはいサヨナラ≠ニいった具合だった様だ。
「……さて私の話はこれまでで良いだろう。……君達はよく働いてくれた──だがもう君達に用は無い。……記憶に永遠の別れをつげたまえ!」
(……来た…っ!)
予想通り、俺達の記憶を消しにかかってきたロックハート。……それを予め想定し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ