【ハリー・ポッター】編
177 分霊箱(ホークラックス)≠ニは
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「うん」
「良いと思うわ」
「後は──“防水せよ(インパービアス)”。……これで完璧」
ジニー(?)に日記≠ェダンブルドア校長の手元に渡った事をどうやって伝えようか≠ニ云う話になり、ならそのまんま正直に女子トイレに書き置きでも残して置けばいいんじゃね?≠ニ云う──大して面白くもないところに落ち着いた。
「……じゃあマートル、しばらく俺達はここには来れないから。……誰かがこのトイレで、やたらとうろうろしてたらこの手紙を示唆してくれ。……ここに置いておくから」
そう──防水呪文≠掛けた、先ほど認めた書き置きを、“トム・マールヴォロ・リドルの日記”を見付けた辺りに重しを忘れずに出来るだけ目立つ様に置いておき、マートルにそんな事を頼む。
<……判ったわ。……ロンには良い思い≠させてもらっちゃったしね。うふ、うふふ、うふふふふ…>
一方マートルは俺の頼みを断るでもなく普通に承諾する。……尤もマートルには良い思い>氛汞報酬≠ヘ前払いにしてあるので書き置きの示唆くらいしてもらわなければ困るが。
……ちなみにマートルへの報酬≠ニはマートルとデート≠セった。……だからか、その事でアニーとハーマイオニーがニヤニヤしながら──特にアニーが見てくるが、スルー。
閑話休題。
「……まぁ頼むよ──あ、くれぐれも…」
<あなた達がここに居たことは内緒──判ってるわよ>
継承者≠ニ目しているのが妹のジニーだから俺はそもそも論外。アニーとハーマイオニーもジニーとは割りと仲が良いので、やはり明かさない方が良いだろうと云う事となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
三階の女子トイレに書き置きを置いてから二週間ほど経過していて、もうすぐバレンタインになろうとしていた。そして、継承者(?)≠フジニーの変調も顕著になってきた。
そのあたりから、フレッドやジョージにこのテの問題≠ノ鈍い──とまで云わないが詳しくないパーシーですらもジニーの変調に気付き、フレッドとジョージは持ち前のイタズラグッズでパーシーは何かとジニーに気を掛ける様になったりと──二人と一人で各々に動きだした。
そうなれば俺にもその話が回って来るのもそう時間は掛かるわけでもなく。ある夜フレッドとジョージに話がある≠ニ肩を組まれながらパーシーの下に連れていかれた。
「……話ってジニーの事で良いんだよな?」
連れていかれた人気のない場所、開口一番に話は理解している≠ニ云う意味を籠めてそう訊けば、三人は揃って頷く。
「そうさ」
「石頭のパーシーじゃなくて」
「俺達の話も判ってくれるロンなら」
「良い案を出してくれるか
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