【ハリー・ポッター】編
177 分霊箱(ホークラックス)≠ニは
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クの牙を入手しなくても済むな」
これから俺がバジリスクの牙を欲しがるなら、それはきっとその稀少性がゆえになるだろう。……尤も、バジリスクの邪眼に対して耐性のあるコンタクトで荒稼ぎ出来たので、お金には困ってないが…。
「さて、次はロケット≠フ破壊だな──いっちょこれ≠燻獅オてみるか」
“サラザール・スリザリンのロケット”を破壊するには蛇語≠ェ必要なのだが、俺にはこの前──アニーやハーマイオニーとバジリスクの操り方≠ノついて議論していた片隅で思い付いた推論があった。
――“蛇出でよ(サーペンソーティア)”!
蛇を呼び出し、そのまま流れる様に次の魔法を使う。
「“服従せよ(インペリオ)”。……そのロケット≠開けろ」
蛇はロケット≠ノ向かいシューシューと掠れた声(?)を掛けている──様に見える。そして肝心のロケット≠ヘ徐に開く。さっきの死の呪文≠ノ続き、俺の目論見がまたもや成功した結果だと云えるだろう。
「“息絶えよ(アバダ・ケダブラ)”」
そして流れ作業が如く放った死の閃光≠ヘ、ロケット≠寸分の狂いもなく貫きロケット≠ゥら──先ほどの髪飾り%ッ様、ロケット≠ゥらお辞儀さん≠フ気配を消し飛ばす。
「実験終了。あと二つは死蔵しとくか一応」
改めてこうやって分霊箱♂していて判ったことだが、多分、お辞儀さん≠ヘ分霊箱≠作りすぎた弊害か分霊箱≠壊されている事に気付いていない公算が高い。
……多分、今ここにあるカップ≠ニ指輪≠破壊したとしても大丈夫なのだろうが──今回の目的が分霊箱≠破壊する方法の模索≠ニ云うのもあったから一応≠ネのである。
それからカップ≠ニ指輪≠倉庫≠ノ突っ込んで、こそこそしながらグリフィンドール寮に戻った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
お辞儀さん≠フ分霊箱≠破壊する方法を見つけてから数日が経過したが日記≠ェダンブルドア校長の手元にあるので、ホグワーツでは割りと長閑な日々が訪れていた。
……割りと≠ニ云う註釈がついているのは長閑な日々を過ごしていない人々も中にはいるのだ。スリザリンの一部の生徒がその最たるもので──後はジニー・ウィーズリーその人だった。
ジニーはここ数日、日々憔悴さていっている様に見える。……無論俺も手をこまねいている訳ではなく──
「[≪スリザリンの継承者≫さんへ。……T・M・リドルの日記はダンブルドア校長へと提出しました──R・W]。……大体こんなもんかね?」
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