番外編その2、お正月
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万程...」
「え?そんなに使ってた!?まあいっか」
よくねぇよ...
「さて、お年玉の準備でもするかな」
「ねぇねぇ、今年はいくらくれるの?」
「飛龍ちゃんまだ貰う気なの...?」
さすがの蒼龍も呆れていた
「貰えるものは貰う主義なのさ!!」
そんな2人のやりとりを見ながら俺は笑っていた
執務室に戻り、長椅子に座りゆったりと時を過ごしていると、扉が開いた
「提督さーん!!お年玉ちょうだいっぽい〜!!」
ドアが開くと共に夕立、村雨、春雨が飛びついてきた
「ぬおっ!!危ないから飛びついてくんなよ...」
危うく後ろに倒れそうになったがなんとか持ちこたえた
俺は執務机の棚から3つの封筒を取り出し、3人に渡した
「ありがとうございます!!」
春雨の元気のいいお礼を聞いて
「いいさ、これくらいなら」
とどこかに行こうとする3人に手を振った
それから次から次へと貰いにくる艦娘にお年玉をあげていった
「今日で今年も終わりかぁ...」
俺が柄にも無く感傷に浸っていると隣に飛龍が座って
「今年は楽しい年だったよね」
「そうだな、いろいろあったさ」
宮本の着任だったり本井の扱いだったり...
「そういえば宮本さんの所も2人と結婚したらしいよ」
その情報どっから来てんだよ...
俺はうちの鎮守府情報網を甘く見ていたようだ
「ほう、重婚の道を選んだか、どうせ金剛と加賀だろ?逃げてんのもわけありそうだったし」
そんなよくわからない話をしているとあと1時間程で今年も終わる様な時間となっていた
「宮ちゃんの所の艦娘達は面白い人多かったねぇー」
「あそこもまた賑やかな所だよな」
ていうか宮ちゃんってなんだよ...
「来年も仲良くできるといいね」
「そうだな、嫌でも会うだろうし」
そんなことを言いつつ、テレビをつけた
なんで執務室にそんなのあるかって?買い揃えたんだよ
「そういや蒼龍は?」
「部屋で餓鬼は使いようの笑っちゃいけへんで見てるよ」
ならいいか...
「よし、寝よう」
「寝るんだ...」
年越しは寝て過ごす主義なんだ
俺は自室へと戻り、布団を敷き眠りに着いた
「提督、起きてー!!てーとくー!!」
何者かに体を強く揺さぶられ目が覚めた俺は布団から起き上がり揺さぶってきた人を探した
「やっぱりお前か、飛龍」
「もう年越したよ、起きて」
朝まで寝かしてくれよ...
「さて、もう年越したし朝まで飲むぞぉー!!」
「うえ...やっぱ飲むのかよ ..」
結局朝までうちの酒豪達とガツガツ飲まされ、次の日は二日酔いで立てなかった
「アハハ...やりすぎちゃった」
「俺は酒弱いのわかってんだろ?ウプ...気持ち悪...」
その日はゆっくりと寝て、調子を取り戻した
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