暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
真・恋姫†無双 〜四点結界〜
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白虎が大通りを走り抜ける。











ゴオウッ!!!!!!





白虎の行く先が炎に覆われる。
一瞬驚く白虎だが、その爪に風を纏って炎を引き裂いてその先で止まる。



そこにいたのは巨大な火蜥蜴、サラマンダー。


全身が赤く発光し、その皮の内側に溶岩が詰まっていると言っても過言ではない姿をしている。



「フシュルルルルルルルルルルルルルル・・・・・・・・・・・」

『あちゃ〜〜〜〜でてきたか』



シャアッ!!!!!!!



サラマンダーが一気に白虎に駆け出し、炎のともった尾で横殴りにしてくる。
白虎がそれを跳躍して避け、空中で方向転換して着地する。



『皆は支点を壊して!!!!こいつは僕がやるから!!!』

「任せたのだ!!!」

「行くわよ!!みんな!!」

「「応!!!!」」


鈴々たちを送り出し、白虎がサラマンダーを睨みつける。



『さぁって・・・・・舜の使役獣のうち、最高の俊敏性をもつこの白虎に、地べたをはいずり回るトカゲが勝てるかな?』



シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!!!!!!!!

ガァオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!




獣の咆哮を上げ、白虎がサラマンダーに飛びかかる。
獣が戦いを始めた。






そのころ鈴々たちはと言うと。


「翠、先行して「欠片」どもを殲滅しなさい。鈴々はその道を行って支点の破壊。明命は私と共にその後を追う。行くわよ!!!」

「「「了解!!!!」」」



華琳が的確な指示を出し、確実に支点へと近づいていく。
支点となっているのはどうやらある一軒家にある白い布だ。


「欠片」などものともせず、一軒家内に入り込む四人。
そしてその瞬間地面が揺れた。


地面の下から巨大な手が現れ、それが地面ごと一軒家を握り潰す。




GHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!





巨大な「欠片」が地底から現れ、その布を体内に取り込む。



一軒家内にいた四人は翠の風足によって担ぎ出され、「欠片」の足元に運ばれていた。




「で、でかい!!!」

「こんなのどうすればいいのでしょう・・・・・・」

「でっかい敵には、決まってるのだ!!!!」

「そうね。この程度でこの曹孟徳を相手に取るだなんて、まあ「欠片」の限界でしょうね」


そして大きく息を吸い込み
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